007/ゴールデンアイ|MOVIE WALKER PRESS
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007/ゴールデンアイ

1995年12月16日公開,130分
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殺しの許可証を持つ英国情報部員ジェームズ・ボンドの活躍を描く〈007〉シリーズ第17作。5代目ボンド役に「ライブ・ワイヤー」「テロリスト・ゲーム」のピアース・ブロスナンを迎え、世界を股にかけた活躍が描かれる。監督はテレビドラマ『刑事ロニー・クレイブン』や「ノー・エスケイプ」のマーティン・キャンベル。「クリフハンガー」のマイケル・フランスの原案を、「コールド・ルーム」のジェフリー・ケインと、作家のブルース・フィアスティンが脚色。製作は「私を愛したスパイ」以降の全作に携わっているマイケル・G・ウィルソンと、シリーズの産みの親アルバート・R・ブロッコリの娘バーバラ。撮影はキャンベルとは3作目のフィル・メヒュー、美術は本シリーズ15作や「トゥルーライズ」を手掛けたピーター・ラモント。音楽は「レオン」などリュック・ベッソン作品で知られるエリック・セラ。特殊効果は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のクリス・コーボールド、ミニチュア・エフェクト監修は、本シリーズや「バットマン」のデレク・メディングスで、彼の遺作となった。共演は「パトリオット・ゲーム」のショーン・ビーン、スウェーデンの人気シンガーのイザベラ・スコルプコ、オランダ出身の女優兼モデルのファムケ・ヤンセン、「コンゴ」のジョー・ドン・ベイカー、「バッドボーイズ」のチェッキー・カリョら。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

米ソの冷戦時代。巨大なダムの底にあるソ連の神経ガス工場に潜入したボンド(ピアース・ブロスナン)は、施設爆破の任務を遂行する。だが、途中、パートナーで親友の006ことアレック(ショーン・ビーン)が敵に捕まり、射殺されてしまった。9年後、冷戦終結後の現代。モナコを訪れていたボンドは、フランス海軍が誇るNATOの最新鋭機タイガー・ヘリコプターが何者かに奪われるという事件に遭遇。犯人は、国際犯罪組織ヤヌスの美貌の女殺し屋オナトップ(ファムケ・ヤンセン)と、9年前にアレックを殺した男で、今はロシアの将軍となったウルモフ(ゴットフリート・ヨーン)だった。彼らはタイガーで北極圏にあるロシアの監視基地を奇襲し、〈ゴールデンアイ〉と呼ばれるプログラム・ディスクを奪った。冷戦当時、米ソは極秘裏に、地上のあらゆる電子機器の性能を電磁波で不能にできる軍事衛星を開発しており、その引き金となるのがゴールデンアイだった。一味は基地を衛星で破壊すると、いずこかへと姿を消した。事を重く見た英国諜報部第6課(MI6)の女性部長M(ジュディ・デンチ)は、ボンドに事件の真相を探るよう命じる。単身、ロシアに飛んだ彼はCIA要員ジャック(ジョー・ドン・ベイカー)の助けを借り、地元の大物武器商人ズコフスキー(ロビー・コルトレーン)と接触してヤヌスに近づく。だが、驚くべきことに、その首領は死んだはずのアレックだった。コサックの血を引く彼は密かに、彼らの民族を裏切った英国への復讐を企てていた。ボンドは破壊された監視基地の生存者であるロシア人の女性プログラマー、ナターリャ(イザベラ・スコルプコ)を救うべく、セント・ペテルスプルグ市内を戦車で大追跡する。装甲列車で逃げようとするウルモフを倒し、ナターリャを救出したボンドは彼女と共に、カリブ海へ逃れたアレックを追う。アレックはコンピュータの天才ボリス(アラン・カミング)に命じて、冷戦時代にキューバに配置された巨大なパラボラ・アンテナを使って、ゴールデンアイを作動させようとしていた。再び現れたオナトップを倒したボンドはナターリャと敵基地に潜入するが、捕らわれの身に。ボンドはそこで、アレックの真の狙いは英国への復讐ではなく、地上の混乱に乗じて銀行から大金を引き出すことと知った。ボンドはアレックに一対一の肉弾戦を挑み、死闘の末に倒した。衛星は大気圏に突入して燃え尽き、世界の平和は守られた。

作品データ

原題
Golden Eye
製作年
1995年
製作国
イギリス
配給
UIP
上映時間
130分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.3
  • フジ三太郎

    2
    2020/4/10

    前作でシリーズを支えた4人衆が引退もしくは死去。製作者アルバート”パパ”・ブロッコリ、脚本家メイバウム、音楽ジョン・バリー、それにタイトルデザインのモーリス・ビンダー。特にビンダーじゃないタイトルのつまらないこと! CG 使いまくりで、ビンダーのいやらしさとしつこさ、幻想性が芸術の域に達していたのに残念。M が英国の名女優ジュディ・デンチに変わったもののまだ見慣れない。Q 役の役者さんだけ長生きで継続しているのがかえって違和感。
    中身もどこかで見た物が多い。全体としては「二度死ぬ」「ダイヤモンド」に近いかも。タイトルの兵器も現実感が乏しい。敵の首領も取って付けたような設定だし。しかも登場シーンは黒澤「隠し砦の三悪人」の藤田進のそれを丸々パクってるやないか! 気づくのはルーカスとスピルバーグとコッポラだけやで。
    メイバウムなら違う脚本を書いただろうと残念。
    ボンド役のブロスナンは、小者感が半端ない。アクションに切れがある訳でもないし、何で彼なんだろう。そのせいで本作以降、劇場で007 は観なくなった。戦車チェイス以外はどれもどこかで見た物ばかり。
    今回 CIA 役はジョー・ドン・ベイカーだが、彼は「リビング・デイライツ」で敵の武器商人役だったし、観客を馬鹿にしている。彼はこの頃「ケープ・フィアー」にも出演、デ・ニーロに瞬殺される私立探偵役。
    ベッソン組も活躍で、担当の音楽家が劇伴らしいが、耳障りなスコア。また「ニキータ」のチェッキー・カリョも出ていたが、記憶になく、解説を見て、途中に出てくる尋問の将軍役かと言う程度。
    主題歌はティナ・ターナー。「マッドマックス・サンダードーム」の女王である。他が欧州勢ばかりなんでバランスを取ったようだ。

    製作者のバーバラ”娘”・ブロッコリはこの頃まだ30代前半。ちょっと荷が重かったかと思う。

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  • ドラエモン

    4
    2009/4/18

    5代目ジェームス・ボンドとなったピアース・ブロスナンの、迫真の演技が素晴らしい『007ゴールデンアイ』(1995年イギリス制作)を観た。6年間のブランクの後の007シリーズ制作で、画期的な映像を展開する本作は、見所満載なのである。これまでのシリーズでは、スパイ映画として、常にソ連という共産大国が対象にストーリー展開されてきたが、この大国の崩壊後、どのように007シリーズを再構成するかが注目されていたため、本作品の期待度は相当なものだったはず。その期待に、見事に応えた作品であり、新ボンドと共に、見せ場が随所に散りばめられている。このジェームズ・ボンド役であるピアース・プロスナンは、最近公開された映画「マンマ・ミーア」にも3人の夫の一人として出演しているので、007ファンにとっては、たまらない映像だったと思う。本当に懐かしい007主役の登場なのであった。
     殺しの許可証を持つ英国情報部員ジェームズ・ボンドの活躍を描く〈007〉シリーズ第17作。5代目ボンド役に「ライブ・ワイヤー」「テロリスト・ゲーム」のピアース・ブロスナンを迎え、世界を股にかけた活躍が描かれる。監督はテレビドラマ『刑事ロニー・クレイブン』や「ノー・エスケイプ」のマーティン・キャンベル。「クリフハンガー」のマイケル・フランスの原案を、「コールド・ルーム」のジェフリー・ケインと、作家のブルース・フィアスティンが脚色。製作は「私を愛したスパイ」以降の全作に携わっているマイケル・G・ウィルソンと、シリーズの産みの親アルバート・R・ブロッコリの娘バーバラ。撮影はキャンベルとは3作目のフィル・メヒュー、美術は本シリーズ15作や「トゥルーライズ」を手掛けたピーター・ラモント。音楽は「レオン」などリュック・ベッソン作品で知られるエリック・セラ。特殊効果は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のクリス・コーボールド、ミニチュア・エフェクト監修は、本シリーズや「バットマン」のデレク・メディングスで、彼の遺作となった。共演は「パトリオット・ゲーム」のショーン・ビーン、スウェーデンの人気シンガーのイザベラ・スコルプコ、オランダ出身の女優兼モデルのファムケ・ヤンセン、「コンゴ」のジョー・ドン・ベイカー、「バッドボーイズ」のチェッキー・カリョら。
     この作品では、驚きの映像が続出する。戦闘ヘリ「タイガー」、サンクトペテルブルグの広場や市街を滑走するT-55戦車(よくこの撮影が許可されたかと、本当に驚きである)、衛星型攻撃兵器「ゴールデンアイ」等最新鋭の兵器が見所。この作品でのボンドガールは、清楚な魅惑のあるイザベラ・スコルプコが、衛星兵器「ゴールデンアイ」のオペレーター役ナターリア・シミョノヴァで登場する。おとなしい優しい女性を演じるが、時にして、ボンド以上の活躍をする。衛星兵器を破壊するには、彼女の力が大きい。また、本作では、殺しのライセンスを持つ「00(ダブルオー)」同士の戦いがある。両親を殺された恨みを持つ「006」と祖国を守るために戦う「007」との戦いだ。過去、「00」同士の戦いが無かったため、本作では大きな見所となっている。

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  • ラコステ

    2
    2008/5/18

    007シリーズの楽しみで、最初のアクションシーンがあります。“私を愛したスパイ”のスキーとユニオンジャック、“ムーンレイカー”のダイビング等はアクション映画でもトップクラスでした。久しぶりの新作のオープニングはバンジージャンプで始まり、合成シーンばればれの崖から落下するセスナに乗り込むシーン。かつては役者の顔アップの場合に合成シーンであったが、スタントマンによるアクションをしっかり見せていました。公開当時、セスナに乗り込むシーンで周りの人と失笑してしまいました。長いブランクが、かつては最高のアクション映画シリーズをダメにしたと思った作品でした。

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