夜明けのランナー|MOVIE WALKER PRESS
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夜明けのランナー

1983年10月15日公開,92分
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故郷に帰る前に愛と青春をかけて、かつての恋人が待つ場所へと走りぬく一人の男の姿を描く。脚本は「不良少年(1980)」の中岡京平、彼は本作品で初めて監督を務めている。撮影は、「逃がれの街」の岸本正広が担当。主題歌は、渡辺徹(「AGAIN」)。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

倉本英二は家を切り盛りしている兄がガンで倒れたため、故郷金沢に帰ることになった。東京最後の夜、英二は親友・工藤が馴染みのスナック「エデン」で開いてくれた送別会の席に着く。工藤は陽気に英二を励まそうとするが、英二の沈みがちな顔を見て踏ん切りをつけろと英二のかつての恋人・真沙未に電話した。電話で別れを告げる英二。英二と真沙未の出逢いはサッカーだった。実業団リーグの有望選手であった英二を同じ会社に勤める真沙未が応援に来たことから交際が始まり、間もなく同棲に入った。結婚を望む真沙未を愛しながらも、英二はサッカーに燃えて不安定の中でこそ馴れ合いでない愛があると信じていた。ある日、ドライブの途中で真沙未の妊娠を知らされた英二は、動揺してハンドルをきりそこね事故を起こしてしまう。彼は足を傷つけ二度とサッカーができなくなり、真砂未は流産して二人の仲は終った。その後、真沙未は故郷・仙台に帰らず茅ケ崎の親戚の家に居た。暫くして「エデン」に真沙未から見送りに行くと電話が入った。様子を見兼ねて電話を切った工藤と争った英二は店を飛び出す。そこで昼間ケンカした不良たちに出会いやられた英二は、真沙未に電話をかけ「一文なしになったから横浜まで走って行く。夜明けの五時に港の見える丘公園で待っていてくれ」と告げた。「今度走ったら、君の躰は保障出来ない」との医者の言葉が英二の脳裡を走り抜けるが、彼の決意は固く国立競技場をスタートに走り出した。走れぬ躰と長期の運動不足のため苦痛に襲われるが、真沙未とサッカーに燃えていた日々が頭を駆けめぐる中、英二は深夜の街を懸命に走り続ける。途中、下着泥棒と間違えられたり、足が動かなくなったりと予定のペースは狂い、午前七時、倒れる様に公園に走り込んだ英二の顔は、走り抜いた満足感でいっぱいだった。だが、真沙未の姿は無く、ベンチに英二がプレゼントしたペンダント時計が置かれてあった。落胆する英二。その時樹陰で彼を見つめていた真沙未が飛び出して来た。

作品データ

製作年
1983年
製作国
日本
配給
東宝
上映時間
92分

[c]キネマ旬報社

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