輝く一路:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
輝く一路
輝く一路
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輝く一路

1924年公開
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メレディス・ニコルソン氏作の小説をセイダ・コウアン女史とハワード・ヒギン氏とが脚色し、「愛の大雪嶺」「大分水嶺」等と同じくレジナルド・バーカー氏が監督したもので、「夜の女」「殴られる彼奴」等出演のノーマ・シアラー嬢、「荒み行く女性」等出演のジェームズ・カークウッド氏。「惑溺の十字路」等出演のアドルフ・マンジュウ氏、「迷路の乙女」等出演のメイ・ブッシュ嬢を始め、ヴェラ・レイノルズ嬢、ロバート・エイニュー氏、ロバート・フレイザー氏、ジョージ・フォーセット氏、ルース・ストンハウス嬢、ウィニフレッド・ブライソン嬢等のそうそうたる連中が競演している。

ストーリー

フレース・ダーランドは旧弊な中流階級の家庭に育った乙女だったが、父の事業の失敗から学校をやめて女店員とならねばならなかった。彼女はトレントンという男とダンス場で知合い2人は恋し合う仲となった。けれどもトレントンには妻があったので、2人はその恋を享楽するためには旧道徳を無視しなければならなかった。トレントンは離婚するを上策と考え妻に相談すると、妻は平生の主張を飜して離婚不賛成を唱えグレースを侮辱した。トレントンはやむなくグレースのために2人はもはやお互いに会わないようにしようと言った。グレースは愛は旧道徳に束縛さるべきものではないと信じていたが翌晩弟のボビーとサディーとの恋愛事件の破局を見、また姉エセルの固陋な考えを熟思していかに旧道徳が根強いものであるかを知ったのである。彼女は煩悶の末最も彼女を理解してくれる父親に相談すると、今トレントンがどんなに老いていようとも本当に愛しているのなら、その愛を秘密な罪悪のように隠して幸福でいられるはずがないと彼はグレースを慰めてくれた。しかしとにかくひとまず2人は別れることになり、トミー・ケンプがその愛人アイリーンのために開いた山荘の宴に出席して別離を惜しんだ。深夜自動車に乗っての帰途トミーは運転を誤って自動車を転覆させた。トミーは即死しトレントンは重傷を負った。グレースとアイリーンとは醜聞を立てられることを恐れたが、やむなくグレースは傷つけるトレントンを妻の許に伴った。医師は生涯障害者となると宣告した。トレントン夫人はそれを聞いて陋劣にも彼と離婚することを宣言した。グレースは愛人の身を気遣って医師に尋ねると貴女が妻となって介抱すれば必ず治癒すると保証した。

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作品データ

原題
Broken Barriers
製作年
1924年
製作国
アメリカ
初公開日
1924年
製作会社
メトロ・ゴールドウィン映画


[c]キネマ旬報社