薬師丸ひろ子
中原房子
旧制高校生たちの恋や友情などの青春群像を描く。早坂暁原作の同名小説の映画化で、脚本は「椿姫」の山田洋次と朝間義隆が共同で執筆。監督は「男はつらいよ 寅次郎物語」の山田洋次、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
昭和23年4月、志麻洪介は愛媛の松山高校に入学し、寮生活を始めた。同室者はホルタン、オンケル、アルル、丘頭の4人。間もなく洪介は県立高女のマドンナ・房子に恋をした。夏休みが終わり、秋の文化祭の準備が始まった。洪介たちは芝居「理髪師チッターライン」をやることになったが、肝心な恋人役のアガーテがおらず房子に白羽の矢が立った。演出はオンケル、レオンハルト役は洪介が務めた。練習中は恋のさやあてなどもあったが、房子を囲んだ楽しいものだった。文化祭は成功のうちに終わったが、オンケルも房子に惚れ込み、洪介を通して気持ちを打ち明けたが、受け入れられなかった。オンケルは失意のうちに寮を去った。昭和24年の春、洪介は九州大学に入学。博多で元気そうに演劇人を志すオンケルと再会。洪介は松山に戻り、房子に別れの言葉と共に愛を告白するが、彼女は「長い間その言葉を待っていた」と答えた。しかし、二人は結ばれずそれぞれの人生を歩んだ。
中原房子
志麻洪介
檜圭吾(オンケル)
高井貞一(アルル)
石堂岩夫(ガン)
原田勝(ホルタン)
炊事委員
佐伯長一郎(チョピンスキー)
谷口咲子
ドイツ語教師
国文学教師
ヤクザの親分
座長
ハツ子
警察署長
志麻洪介(現在)
正岡公子
喫茶店のマダム
心理学教師
校長
志麻民子
春之助
監督、脚本
脚本
原作
製作
製作補
撮影
音楽
美術
美術
編集
照明
録音
助監督
プロデューサー
イメージソング
スチール