カミーユ(1921):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
カミーユ(1921)
カミーユ(1921)
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カミーユ(1921)

1921年公開
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仏国文豪アレクサンドル・デュマの原作の『椿姫』をメトロ社脚色部長ジューン・メイシスが脚色し、ナジモーワ夫人がメトロ社における最近の作品として製作されたもので、監督は前作映画と同様レイ・スモールウッドである。

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ストーリー

パリに華やかな生活をしているマルゲリート・ゴーティエという婦人は「カミーユ」という名で浮気な男達の間に持てはやされていた。プロヴァンス生まれの青年アルマン・デュヴァールは彼女と恋におち同棲する。カミーユは昔の浮薄な生活をすててアルマンのためにすべてを捧げ、まじめな女になって2人の仲は幸福であったが、田舎からアルマンの父親が来て、カミーユにアルマンのため、且は妹のため彼と別れてくれと頼むが、彼女は彼に対する愛はほかの何物にも易え難いといって、初めはなかなか承知しなかったが、しまいに彼の未来のために自分を犠牲にして永久に彼と別れることを約し、泣く泣くアルマンに別れの手紙を書き残し、「憫れなる女ありて、ただ1つの希望もちて居しが、この1つの希望も、捨てにけり」と貴方の娘にも語ってくれといって独り巴里へ帰り再び昔の生活に入る。帰宅後これを知ったアルマンは父を責める。父は「幼き頃の安らけき日も、楽しき宵も思い出ですや、花咲く岸辺去りて来しのち、汝が心に淋しさなきや、来り安めよ、汝が心を」ー―幼い頃からなじみ深い、美しい故郷に帰れというが、彼はこれを拒みカミーユを求めてパリへ行く。パリのある賭博場でアルマンはヴァルヴィーユ伯爵の世話を受けているカミーユに会う。彼は何故自分の元から去ったのかと問うと、父との約束を守って彼女は伯爵を愛しているからだという。この答を聞いた彼は怒りのために自制力を失い、人々の前で彼女を罵り辱しめる。今までとても身体の弱かった彼女は驚きと悲しみのために病に重り、「悲しみの世を永久に捨てて、我が薔薇の花色も褪せぬ。わが希望も、ああ絶えたり、空しかり、歓楽の夢、失せにけり、ああ。楽しさも悲しさも終わりて、やがて墳墓我を閉さむ。世のあなどりを身に受けて、わびしく花もなき墓に眠れとや、ああ。神、わが罪を許せかし、人は醜くも恵み給え」ー―と悲しく歌ってこの世を去る。丁度この時はプロヴァンスにおいて、アルモンが父から彼女の苦衷を聞き悲しみに嘆いている時であった。

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作品データ

原題
Camille
製作年
1921年
製作国
アメリカ
初公開日
1921年
製作会社
メトロ映画


[c]キネマ旬報社