生まれかわった為五郎:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
生まれかわった為五郎
生まれかわった為五郎
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生まれかわった為五郎

1972年1月21日公開、95分
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「為五郎」シリーズ第五作目。今までの野村芳太郎監督から森崎東監督にバトンタッチされ新しくスタートする。脚本は熊谷勲と猪又憲吾と森崎東の共同。撮影は「喜劇 女生きてます」の吉川憲一がそれぞれ担当。

ストーリー

板東為五郎は上野駅のトイレで、生活に疲れたベッドのセールスマン犬丸三平に声をかけ、おさわりバーへ誘った。そこで彼は、ホステスのシカ子と犬丸の仲をとりもち姿を消した。シカ子は、殺人罪で服役中だった父徳一の出所の日、犬丸と出迎え、故郷居切浜に帰った。そこは、すでに石油コンビナートが屹立し、数年後には人口二十万の大都市に変貌するのだ。数カ月後、為五郎が犬丸と再会したのはこの臨海工業都市である。犬丸から、徳一が家族のためにヤクザの足を洗おうとしたが花田親分が許してくれないということを聞き、一肌脱ぐ決心をする。だが、逆に、徳一の破門と引き換えに為五郎が花田の盃をもらう破目になってしまった。しばらく後、花田組では、第二期工事の起工式に東京から視察団を迎えていたが、為五郎が企画した労務者の慰労会とぶつかり式はめちゃくちゃになってしまった。その夜、カンカンに怒り狂う花田をよそに為五郎はこの町を去ったが、花田組の子分につかまってしまい、半殺しにされた上、簀巻にされて海へ投げ込まれた。仮死状態の為五郎は、運良くシカ子と犬丸に発見された。シカ子は火をたき焼酎を一気にあおると、ほてった躰で為五郎を抱きしめた。やがてその甲斐あって為五郎は生き返った。彼は、生まれて始めて人間の暖かさに接した。牛馬のように働かされる労務者たち、騙され、しいたげられ、おどかされても何一つ抵抗の術もない人々--。「そんな人たちを救うために花田をやっつけよう」為五郎はピストルを握りしめ花田のいるサウナへ乗り込んだ。ピストルは暴発し、花田と共に為五郎もぶっ倒れた。そして、一ヵ月後、上野駅のトイレで為五郎と犬丸は再会した。丁度駅前で父母と一緒にチンドン屋をしていたシカ子を見かけ、「彼女と結婚しろよ」といい残して立ち去った。

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作品データ

製作年
1972年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1972年1月21日
上映時間
95分
製作会社
松竹


[c]キネマ旬報社