狩人の夜|MOVIE WALKER PRESS
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狩人の夜

1990年3月9日公開,93分
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ある狂信者に命をつけ狙われる幼い兄妹の恐怖を描くサスペンス映画。製作はポール・グレゴリー、監督はチャールズ・ロートン。デイヴィス・グラブの原作を基に、脚本はジェームズ・エイジー、撮影はスタンリー・コルデス、音楽はウォルター・シューマンが担当。出演はロバート・ミッチャム、リリアン・ギッシュほか。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

銀行に押し入り、2人を殺害して1万ドルを奪ったベン(ピーター・グレイヴス)は、娘パール(サリー・ジェーン・ブルース)の人形の中に金を隠し、息子ジョン(ビリー・チャピン)に金のありかを口外するな、と言い残して警察に連行される。やがて彼は死刑になるが、刑務所でこれをかぎつけたハリー(ロバート・ミッチャム)は福音伝道師になりすまし、ベンの妻ウィラ(シェリー・ウインターズ)に接近する。そして2人は結婚するが、ある夜ハリーは子供たちに金のありかを問いつめているのをウィラに目撃され、彼女を殺す。子供たちはハリーへの恐怖から河ヘボートを出し逃亡の旅に出、いつしか身寄りのない子供たちを世話している未亡人ミス・クーバー(リリアン・ギッシュ)の厄介になる。そしてハリーも子供たちの居場所をつきとめるが、彼は子供たちを守る彼女に警察に通報され、連行されてゆく。その時、ジョンの心は、父とハリーが重なって見えるのだった。

作品データ

原題
The Night of the Hunter
製作年
1955年
製作国
アメリカ
配給
ケイブルホーグ
上映時間
93分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • たっかん

    5
    2015/6/14

    NHKで放送するのを知って、なんとなく録画しておいたのを観たのだが、これが何と「怖い怖~い大傑作」であった。

    モノクロ映像に映える画面、なんと美しいことか…。

    子供達の母親は、偽聖職者に殺されて、川底の車中で死んでいるのだが、水中でなびく「水草」と「母親の髪」の見事な描写に驚いた。

    あちらこちらでドキドキさせてくれる傑作映画。

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  • キネマ白道

    5
    2013/5/27

    ロバートミッチャムのあのヌーボーとした偽装牧師の怖さと言ったらないですよね?
    有名な川下りのシーンはまさに現代の神話ですね。

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  • ちゃとと

    5
    2009/8/28

    トリュフォー、ゴダールが絶賛だけのことはあると、昨年映画館で感嘆した作品。
    カルト映画と言われる所以が少し分かったような気がするというか…。
    ロバート・ミッチャム演じる詐欺師が、三白眼でちょいとハンサムで。指の1本1本に「L・O・V・E」「H・A・T・E」と刺青してあるのが、異様で不気味。
    この指を使って、村人達に説法みたいな話をするのも、説得力があります。これでだまされちゃう。
    『ブルース・ブラザーズ』でも、この刺青をパロってました^^

    そして、とにかくもう本当に、映像がイマジネーション豊かで素晴らしいのです。
    モノクロであるからこその美しい画面。
    影絵のようなシルエットや流動する光。
    水の底のオフィーリアを想像してしまうシーン。
    ボートに乗って、幼い兄妹が川を下って逃げるシーンはため息が出そう。
    夜の川面、月の光を反射してきらめく宝石の川。

    川辺には動物。蜘蛛、蛙、うさぎ、ふくろう。
    動物が色々登場するのは、童話的。
    サスペンス映画なのに、ダーク・ファンタジーの要素テンコ盛り。

    映画の中で、何度かロバート・ミッチャムが美しいバリトン声で歌う「リーニング♪リーニング♪」は賛美歌『LEANING ON THE EVERLASTING ARMS』。
    勇ましく銃を構えて撃退しようと待ち受けるリリアン・ギッシュと唱和するシーンは、何とも形容しがたい不思議な、ある意味神聖な雰囲気があります。

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    ネタバレあり
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