抜き射ち風来坊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
抜き射ち風来坊
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抜き射ち風来坊

1962年3月18日公開、94分、アクション
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読切特選集所載、中野顕彰の原作を「北帰行より 渡り鳥北へ帰る」の山崎巌が脚色、「機動捜査班 無法地帯」の小杉勇が監督したアクションもの。撮影は「猫が変じて虎になる」の峰重義。

ストーリー

ここは韓国のある抑留漁夫収容所--その夜激しい雨にまぎれて、三人の男が脱出をはかった。ジョー、土門、秋山の三人であった。だが、入江に待たせてあった船に乗り込んだのは土門一人だった。三人で買った船で一人だけで発ってしまった土門に無念の涙を浮べながら、監視兵に狙撃された秋山は息を引き取った。ジョーの胸には激しい怒りがこみ上げた。その時、逃げた二人を親切にかくまってくれたのは梨花という娘だった。それから三年。ようやく帰国の費用を稼いだジョーは、梨花と仲間の健をつれて密行、日本海の海岸に到着した。そこで三人は警察に包囲されたが、二人を逃して、ジョーはいさぎよくつかまった。やがて釈放されて故郷の町に帰ったジョーは愕然とした。彼が秋山を殺したと思われていたのだった。そんな時、港のバーに秋山の弟清次が来ていると聞いたジョーは、彼をたずねたがすでに東京へ帰った後だった。彼が置いて行ったマッチをみてジョーは驚いた。健が待っていると言ったクラブ・シャトウのマッチだった。上京したジョーは、健からシャトウの社長で土門の片腕である高田に紹介された。翌日、ジョーは土門が芝浦に海運事務所を持っていることを聞き出し、早速出かけた。途中突然とび出して来た清次、その手には拳銃がにぎられていた。ところが、以外にもジョーを助けたのは、日本に帰って以来ジョーを尾行していた平井だった。土門の事務所に乗り込んだジョーは、一億円をゆすった。夜シャトウで話をつけると言う土門。彼のわなにかかって危い目に会うジョー、彼を救い出したのはまたあの男平井だった。数日後、シャトウでは健、平井、土門等を交えたヤクの大取引が始まっていた。その最中、急に立ち上って土門に拳銃をつきつける平井、彼は刑事だった。だが土門たちに囲まれた平井刑事は絶体絶命、そこへ現れた二挺拳銃のジョーが鮮やかな抜き射ちで平井をたすけ出した。やがてパトカーの音が大きく鳴りひびきながら近づいて来た。かたわらには、好色な土門が軟禁していた梨花も救い出されていた。

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作品データ

製作年
1962年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1962年3月18日
上映時間
94分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社