ローマに咲いた恋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ローマに咲いた恋
ローマに咲いた恋
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ローマに咲いた恋

1963年6月29日公開、97分、恋愛
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木下恵介が脚本を執筆、「風の視線」の川頭義郎監督がローマにロケした恋愛ドラマ。撮影はコンビの荒野諒一。

ストーリー

ローマの裏街、描く絵は認められず、歌手の夢に破れた宮坂千乃との情事にも充たされず狐独をかみしめていた高木は、たまたま絵を買ってくれた秋月に勧められて帰国したのだった。彼の滞欧作品展は好評をうけ、会場には今は人妻となった千乃や謎めいた美少女などが訪れた。その少女の清純な印象は強く彼の心に焼付いたが、千乃とはまた以前の関係を続けるようになった。やがて秋月のアトリエで制作にとりかかったがカンバスに描かれたそれはモデルとは似ても似つかぬあの少女の像であった。偶然にも千乃の口からその少女、野村由子の境遇が知らされた。聾唖児童の愛護園で保母をしているその人は自身も聾唖者であり、近々イタリアへ社会福祉施設を見学に行くという。愛護園を訪ねた高木に由子は、八年前厚生指導所で絵を習ったことがあると黒板に綴り、美しいものを見る目を開いていただいたと感謝するのだった。由子はローマへ飛んだがその汚れを知らぬ瞳は高木の心を奪い、二人の生活を築こうという千乃の懇願も空しいばかりであった。由子が異国の地で疲労のため倒れたとの報せがあった頃、千乃が服毒自殺をとげた。一斉にマスコミの非難を浴びた高木は、秋月に勧められてローマ行きを決心した。ローマに着いた高木は由子の病院を訪ねたが、そこには駆けつけた愛護園の園長もいた。明日は帰国すると挨拶に来た園長の許しをうけ、高木は由子とローマの休日を楽しんだ。短い一日がすぎ、愛し合いながらも二人は別れていかねばならなかった。

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作品データ

原題
Love in Rome
製作年
1963年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1963年6月29日
上映時間
97分
製作会社
松竹大船
ジャンル
恋愛


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