二人で胸を張れ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
二人で胸を張れ
二人で胸を張れ
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二人で胸を張れ

1963年6月29日公開、91分
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「魚河岸の旋風娘」の富田義朗がオリジナルシナリオを執筆、「スター誕生」の酒井欣也が監督した青春ドラマ。撮影はコンビの小原治夫。

ストーリー

本田則子と伊関雄三は城西大学のテニス部員であり、恋人同士でもあった。九州で炭鉱を経営する則子の父は、折からの不況で倒産寸前にあり上京して銀行に融資を頼むが、採算に合わぬと断った支店長は他ならぬ雄二の父であった。雄二の母は、兄夫婦の例から恋愛結婚に強く反対していた。テニス部のキャンプ旅行は三浦半島に決り、節約をモットーの一同は食品会社のPRカーに乗込んだ。油壷に着き、経費節減のインスタント食品に一同がこぼしている時、思いがけない招待があった。スポンサーは別荘の社長令嬢信子で、大喜びの一同はよく食べ、踊りまくった。信子はすっかり雄二が気に入り、父同士がゴルフ友達だと判るとその奇遇を喜んだ。旅行も終り合宿に入ったある日、雄二は父親の誕生祝いを名目に信子と見合をさせられ、そうでなくても信子の嬌慢な振舞に腹を立てていたから怒りが爆発した。そして、父母と争い飲めぬ酒を飲み歩いた雄二は自動車にはねられた。折から則子は父が自殺したという電報を受取り、慌だしく車中の人となった。失意の則子も父の鉱山に立ち上がろうとするたくましい鉱夫たちを見て、アルバイトをやっても学校は出ようと決心するのだった。この則子の気力は歪んだ雄二の心を立直らせ、信子も身を引いた。数日後、テニス部全員の団結で城西大学は見事インカレに優勝、あこがれのハワイ行きが決定した。雄二たちレギュラーは、則子や信子らの見送りを受けて飛びたっていった。

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作品データ

製作年
1963年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1963年6月29日
上映時間
91分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社