100万人の娘たち:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
100万人の娘たち
100万人の娘たち
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100万人の娘たち

1963年9月20日公開、96分、恋愛
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「天国と地獄」の久板栄二郎と「かあちゃん結婚しろよ」の五所平之助が共同で執筆、五所平之助が監督した恋愛ドラマ。撮影は篠村荘三郎。

ストーリー

一ノ瀬幸子・悠子の姉妹は宮崎交通のバスガイドだ。今日の幸子のガイドは、はずんでいた。姉の幸子が全国バスガイドコンクールに優勝して帰って来るからだ。飛行場の歓迎の人混みの中には、バス・ガイド嘱託教師の小宮信吉をはじめ、同僚の嬉れしそうな顔があった。しかし、コンクール代表に決りながら、ノドを痛めて出場出来なかった有村日奈子の顔は暗かった。職業的ライバル意識と小宮信吉への同じ思いが重なっているのだ。幸子の内気な性格にかせいした嫁悠子の作戦が実り信吉と幸子は結婚した。姉の新家庭を訪れる悠子の目に、幸福そうな二人の様子は、何かさびしくうつった。やがて、ダンス・ホールに同僚と姿を見せる悠子が、人目をひくようになった。信吉の部下の柏木との仲を心配する信吉も、悠子が自分を愛している事を知って苦悩した。そんな折、姉の幸子が乳癌で入院した、看病に通う悠子と信吉、愛してはならない人を愛する苦悩は深まるばかりであった。幸子も二人の関係を疑い姉妹の間に微妙な影がさした。折りも折り国際観光ゼミナールに派遣員として、東京へ出張した悠子に、マンモス大都会の中で迄しく生き生きと働く人々の姿は、自分の住んでいる世界の狭さを知らせた。その頃、宮崎で幸子は、自分の亡き後を心配しながら、息をひきとった。姉を失った悲しみの中から起ち上がった悠子は、働く百万人のBGの中の一人である自分に目覚めた。信吉に見送られて上京した悠子は、今日も東京駅のラッシュの波の中で、しっかりと大地に足をつけて、明日への希望に胸をふくらませていた。

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作品データ

製作年
1963年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1963年9月20日
上映時間
96分
製作会社
松竹大船
ジャンル
恋愛


[c]キネマ旬報社