続・図々しい奴:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
続・図々しい奴
続・図々しい奴
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続・図々しい奴

1964年6月3日公開、97分、文芸
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柴田錬三郎の同名小説を「図々しい奴(1964)」の下飯坂菊馬が脚色「図々しい奴(1964)」の瀬川昌治が監督した文芸もの。撮影は「警視庁物語 自供」の山沢義一。

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ストーリー

切人を岡山歩兵聯隊に送って留守宅を守る美津枝の前に、直政が荒んだ風貌で帰って来た。しかしその直政も、スパイの嫌疑で官憲に逮捕された。一方、切人は無理矢理に麻理耶と内祝をあげさせられた。麻理耶は子供だが、女給キリ子との浮気を心配した多嘉の命令であった。やがて、美津枝の家で書生であった人事係将校小野田中尉のはからいで、四国での内勤に配属された切人は、ここで太平洋戦争の終結を迎えた。駐屯部隊の倉庫から、火災のどさくさで砂糖をもち出した切人は、砂糖不足に便乗して闇売りし、満州浪人の三田村と組んで再び、羊羹造りに精出した。GHQへの出入りを許可された切人は、しこたま貯めこんだ。ちょうどその頃、キャバレー用に買っておいた土地が横奪りされたのを知った切人は、その張本人が小野田中尉と聞いて驚いたが、小野田に恩義のある切人は土地を譲り、その代り、昔馴染みの女給キリ子と再会した。その夜女学校を卒業した麻理耶が上京して来た。そして麻理耶から直政がシベリアに送られて行方不明となり、家を焼かれた美津枝は、東京の郊外で戦災孤児の世話をしていると聞いた。早速会った切人は、美津枝の夢である「子供の国」造りの資金を調達するため、不動産屋三田村を通して買った、山林から木を伐採した。切人は弾薬運搬用の箱を造り、米軍に売りつけて一儲け企んだ。これで儲けた切人は、「日本一の城」を造るために、富士山の見える土地を買収した。切人が、その土地を見廻っている日、美津枝は、シベリアから帰還した直政にみとられて息を引き取った。「子供の国」造りに、更に精出した切人は、インチキ金融にひっかかりながらも金策に奔走した。小野田が、インチキ金融で、警察に名乗り出た頃、切人は美津枝の墓の前で、約束の果せたことを報告していた。その後には切人の子を宿した麻理耶が立っていた。

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作品データ

製作年
1964年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1964年6月3日
上映時間
97分
製作会社
東映東京
ジャンル
文芸


[c]キネマ旬報社