地獄の波止場(1965):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地獄の波止場(1965)
地獄の波止場(1965)
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地獄の波止場(1965)

1965年11月13日公開、87分
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「おゝい、雲!」の瀬川昌治がシナリオを執筆・監督したヤクザもの。撮影は「続・網走番外地」の山沢義一。

ストーリー

沖仲仕や下級船員がたむろする横浜の陰の部分では、博徒安場組、やくざ神山組、大東組が血で血を洗う死闘をくりかえしていた。安場組のチンピラ露木二郎は、将釆足をあらい小さなレストランを開いて平和な生活をしようとしていたが、見果てぬ夢にあいそをつかし、デンスケ賭博からネタ売りまで、小悪事のしたい放題をしていた。一方、安場組幹部の兄健一は、あくまで博徒仁侠の道を生きようとする根っからのヤクザであった。沖仲仕をしていた父を亡くし、路頭に迷っていた二人の兄弟を、長谷川刑事の口ききで拾ったのが現在の安場組組長だったのだ。そのころ神山組は麻薬でもうけ、大東組は暴力団まがいの、あこぎな手段で金を握り、賭博だけで生計をたてようという安場組の存在は影の薄いものになってしまい、ついに安場組も興行、金融港湾荷役などにも手を出すようになった。それと同時に、仁侠の色あせた安場組の実権は健一にかわって、幹部の一人月森に移っていった。健一は、そんな淋しさを、彼を慕う鉄火肌の女銀子のいるバーでまぎらしていた。一方の二郎は、そんな兄健一の苦しみをよそに、ふとしたことから知り合い意気投合した、バーのキャッチガール、ユキと組んで、美人局をして金を稼いでいた。ところが、いつの間にかユキは麻薬のとりこになってしまった。二郎はそんなユキを強引に薬ときりはなした。このことでいつしか二人は本ものの愛で結ばれるようになった。だが、これを利用した大東組は、二郎を人質にして、健一らの働きを封じ、麻薬取引を成功させた。腹黒い安場は、そんな健一や二郎の弱味につけいり、大東組の組長花山を、自分がやとった殺し屋に殺させ、罪を二郎にきせようとした。だが、ことの真相を知った健一は、安場を刺し、返す刀で月森をも倒した。そしてかけつけた銀子や長谷川刑事に見まもられながら、健一は静かに息を引きとった。やがて港にはふたたび平和がやってきた。

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作品データ

製作年
1965年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1965年11月13日
上映時間
87分
製作会社
東映東京


[c]キネマ旬報社