凶電話:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
凶電話
凶電話
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凶電話

1921年公開
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アーサー・ソマーズエドワード・ロウ・ローチの原作「破壊点」The Breaking Pointを小エドワード・ロウが脚色し、「母呼ぶ声」やユ社の「野に咲く花」を監督したウェズリー・ラッグルズが監督したものである。アリス・レイクとアルバート・ロスコーの共演によった人情劇。

ストーリー

父母を失ったカスリーンとテリー・デキスターの姉弟は、収入の道がほとんどないに係わらず、依然として贅沢な暮らしを改めなかった。テリーは主人ジョン・グラナンの金2万ドルを賭博に費消し、穴埋めをせんと焦慮して不正なゲームをした末発見される。カスリーンは自分の所持品を担保に出して弟を救おうとしたが、主人のグラナンはテリーに金の有難味を知らすため、彼女の差出した金を受け取ろうとしない。テリーは投獄されることと軽信して恐しさのあまり自殺し果てる。カスリーンはグラナンを破産させて弟の復讐をしようとし、彼に恨みを含むジェームズ・トウァイフォードの紹介でグラナンの秘書として住み込む。グラナンはこれを知らず、カスリーンを恋して結婚を申し込み、彼女は復讐の手段としてこれを承諾する。そしてジェームズと一日駆け落ちをして夫を苦しめんとしたが、夫の寛大な心と、ジェームズの醜い心とは、彼女をして己が行いの誤りを悟らしめた。復讐の念慮雪の如く消え、純真の愛は彼女の頬に輝いたのである。

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作品データ

原題
Over the Wire
製作年
1921年
製作国
アメリカ
配給
大正輸入
初公開日
1921年
製作会社
メトロ映画


[c]キネマ旬報社