小さなスナック:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
小さなスナック
小さなスナック
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小さなスナック

1968年9月15日公開、83分
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「夜明けの二人」の桜井義久がシナリオを執筆し、「虹の中のレモン」の斎藤耕一が監督した青春もの。撮影は「進め!ジャガーズ 敵前上陸」の竹村博。

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ストーリー

夏が終って、初秋の小雨降るある夜、青山の小さなスナックに三橋昭と彼の仲間たちがたむろしていた。ここは、学生やグループ・サウンズや、カバーガール、レーサー、踊り子たちのたまり場だった。昭はスナックの片隅にレインコート姿の、可憐な美樹を目にとめた。彼女は何か人待ち顔だった。その夜は夏へのお別れパーティを開くことになっていたのだが、それに美樹も加った。彼女に関心を持った昭は、パーティの後、美樹を家に送っていこうとしたが、何故か彼女は、名前以外は何一つ教えようとしなかった。そんな美樹に、昭は次第に恋心を抱くようになっていった。二人は何度かデートするようになった。ある日、昭は不意に駆け去った美樹の後を追って彼女の家をつきとめた。そこは“ミキ美容院”となっていた。昭は、美樹の年齢で美容院を経営していることに、不審の念を抱いた。その日から、美樹は昭の前に現われなくなった。そんな時、仲間の江島が富士サーキットで行なわれたグランプリ・レースに優勝した。祝賀会の後、美樹を忘れられない昭は霧雨の街を歩いた。ふと前を見ると美樹がいた。二人はその夜、初めて口づけを交したのだった。しかし、またも美樹は昭の前から姿を消したのだった。そして、間もなく昭が受けたのは、美樹の交通事故死の知らせだった。急いで病院に駆けつけた昭は、美樹には三浦という老紳士のパトロンがいたことを知らされ、愕然となった。翌日から、いつものスナックで、何かを必死に待ち受けている昭の姿が、毎日のように見られた。

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作品データ

製作年
1968年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1968年9月15日
上映時間
83分
製作会社
松竹


[c]キネマ旬報社