沖縄列島:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
沖縄列島
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沖縄列島

1969年4月11日公開、91分、ドキュメンタリー/社会派
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新人の東陽一が脚本・監督を担当、現代日本の焦点沖縄を描いた長編記録映画。

ストーリー

爆音の中の沖縄。頭上をベトナムと沖縄を結ぶ軍用機が去来し、すでに、日常的現実となっている。本土からの観光客を乗せて走る観光バスの向うにはB52の黒い尾翼が屹立している。観光案内をしていたガイド嬢が、突然、「沖縄を返せ」を歌いはじめた。観光客の間をぬって観光パンフレットを売る老婆。ひめゆりの塔につどう観光客。その丘の下ひめゆり洞穴の中では、二百四十九名の少女が沈黙の青春を送っている。銃弾を浴びた岩がそのまま残っている。ここを訪れる客は、ほとんどいない。戦後二十余年、“日本の沖縄”としての叫びが高まって来た。基地の町コザで、基地撤去反対のデモがあった。それは基地によりかかって生活する人々のデモだった。床屋志望の少女が尋ねた。「東京の理容学校ではちぢれ毛の刈り方を教えてくれるでしょうか」と。嘉手納の滑走路はケネディ空港に次ぐ規模をもつ。B25が、石垣島の遥か上空を通過する。宮古や石垣の上を日常的に飛ぶ爆撃機は、ベトナムと沖縄列島を連結させている伊江島では、基地の中に小屋を建て、土地を奪い返えすための闘争が続いている。

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作品データ

製作年
1969年
製作国
日本
配給
「沖縄列島」上映委員会
初公開日
1969年4月11日
上映時間
91分
製作会社
東プロダクション
ジャンル
ドキュメンタリー社会派


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