扉を叩く子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
扉を叩く子
扉を叩く子
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扉を叩く子

1960年4月13日公開、70分
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山崎謙太、井上芳夫の共同脚本を「あゝ特別攻撃隊」の井上芳夫が監督した、メロドラマ。撮影は「女は抵抗する」の小林節雄。

ストーリー

戸田勝彦はかつて関東大学リーグでの名投手であった。いまは設計技師として、冴子と家庭をもっている。二人の間にはまだ子供がなかった。ある日、勝彦の出張中に、見知らぬ子供が一通の手紙を持って戸田家の扉を叩いた。「この子供、正彦は戸田との間に思いがけない事情のために生れた子で、自分の手で育てあげるつもりが、失業と病苦のため……愚かな母の一生のお願いです」と手紙は結んであった。冴子の心は憎しみと悲しみにかき乱された。五年前は勝彦との婚約時代だったし、彼は野球部で激しい練習に打ちこんでいた。よその女に子供まで産ませていたとは冴子には信じられなかった。勝彦から電報が来帰宅が五、六日のびると告げていた。冴子と正彦の奇妙な生活が数日続いた。はじめのうちは憎しみの眼で正彦を眺めていた冴子も、やがてふびんに思うようになっていた。勝彦が帰った。荷物をまとめて家を出ようとする冴子に、彼は語った。--勝彦は関西へ遠征したが、球威が乱調で三連覇の夢は破れた。その夜、彼は飲めない酒をバーの女順子を相手にあおった。新入りの彼女に与太者が文句をつけ、勝彦と乱闘となった。翌朝、彼は順子のアパートのベッドにいた。--彼が野球を捨てたのはその夜の記憶を忘れるためだったのだ。勝彦と冴子は言い合った。正彦が「ほんとの母ちゃんのところへ行く」と行って家を飛び出した。勝彦と冴子は正彦をさがしあううちに、正彦を二人の子供として育てようという気になった。

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作品データ

製作年
1960年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1960年4月13日
上映時間
70分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社