紅涙草:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
紅涙草
紅涙草
-

紅涙草

1951年11月23日公開、68分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「湯の町情話」の新映株式会社の第二回作品。原作、浪曲、主題歌作詞は萩原四朗、「雪割草」の山崎謙太の脚本で、「湯の町情話」の伊賀山正徳が監督し、「姉妹星」の柿田勇が撮影に当たっている。主演は「炎の肌」の宇佐美諄に、「女豹の地図」の折原啓子。それに、河野秋武、潮万太郎、千石規子などが助演している。

ストーリー

外房州のある漁村の小学校の代用教員をする青柳澄子は悲しい過去を持つ女だった。大陸のある鉱山の技師をしていた夫と終戦のどさくさに別れ別れになり、赤ん坊をかかえて脱出、ようやく内地へたどりついたがその子は死んでしまった。夫も抑留中死亡したとの噂だった。澄子はわずかな縁故をたどって村の小学校へ赴任してからは、子供たちの美しさに生き甲斐を感じ、殊に出征中妻を失ってからやけになって仕事もせず酒をあおっている西田千吉の二児、玉枝と浩二を愛しんでやった。臨海実験所の技師川邊正雄は清くつつましやかな澄子に好意を持って相談相手となったが、村の網元の息子倉田好太郎は澄子に縁談を持ち込み拒絶されたのを怨みに澄子と川邊の仲を中傷したデマをとばし、小料理の女で千吉の情婦のお夏も千吉の子供が澄子になつくのを嫌ってそのデマに輪をかけたので、遂に澄子はP・T・Aの反対で学校を辞職しなければならなくなった。川邊は村を去る澄子に初めて心をうちあけ結婚を申し込むが、澄子の夫が青柳良一というのだときいて驚くのだった。良一は川邊とは大陸での捕虜仲間で、失明して帰還、北海道の牧場に身を寄せていることがわかったのであった。良一が川邊が不遇にあるだけに澄子をあきらめ、川邊のもとへ送るのが責任だと思い、澄子もそうすべきだと決心して北海道へ立って行くのだった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1951年11月23日
上映時間
68分
製作会社
新映


[c]キネマ旬報社