暗黒街の脱走:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
暗黒街の脱走
暗黒街の脱走
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暗黒街の脱走

1954年8月17日公開、76分
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高岩肇(悪魔は踊る)の脚本より、「二挺拳銃の龍」に次ぎ小石栄一が監督するギャング映画で、撮影は「若者よ! 恋をしろ」の佐藤三郎、音楽は「母時鳥」の飯田三郎が夫々担当。出演者は「とんち教室」の三浦光子、「若者よ! 恋をしろ」の波島進、高木二朗を始め、三条雅也(小柴幹治改め)、新スタア水木麗子、岡田螢子など。

ストーリー

ナイトクラブの片隅で、肉体を売ったファッションモデル冴子は、執拗に迫る求婚者羽鳥から逃れる為、落魄の音楽青年謙二を抱いた。謙二は其処で、かつての戦友西沢から、意味あり気な紙箱をあずけられ、翌日の会合を約された。翌日、その紙箱は約束通り謙二の手から西沢の手へ、そして西沢から冴子へ、更にふとした冴子の失敗から謙二と同じアパートに住む春江の手へ、再び戻って謙二の許へ。謙二は春江から事情を聞き、その紙箱の中にドル紙幣の束を見つけて西沢と冴子への疑惑を深めて行った。冴子は小娘の頃、麻薬売買をする大津という男に汚され、彼の思惑通りの生活に投げ込まれて、その生活から抜け出す事が出来なくなってしまっていた。金に困った謙二は西沢にすがった。そして冴子の勧心を買うために密輸団の手先として芝浦の波止場に向ったが、誤って警官を射殺してしまった。冴子は謙二の犯罪を知って驚愕し、彼の純愛に目覚めたが、護送車から脱走した謙二と会うや、二人の幸福を求めて冴子の故郷へ逃避行を決意した。だが折も折、仲間の逮捕などから危険を感じた大津が逃亡の手筈を整えて現れた。かくて愛欲を挟んだ三人の男女は一台の自動車に乗り合せて非常線を突破して行った。野を越え、山を越え、そして遂に大津は迫り来た警官の一齊射撃を受けて倒れたが、謙二も大津の拳銃に重傷を負った。傷に喘ぎながら、やっと冴子の父のいる教会に辿り着いた謙二は、無残な恋の哀しみに濡れたまま息絶えていった。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1954年8月17日
上映時間
76分
製作会社
東映東京


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