こんな奥様見たことない:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
こんな奥様見たことない
こんな奥様見たことない
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こんな奥様見たことない

1954年10月20日公開、44分
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茂林寺文福の「二階の奥様」から、高橋不二が脚本を書き「十代の秘密」の仲木繁夫が監督。同じく「十代の秘密」の宗川信夫、浅井挙嘩が夫々撮影、音楽を担当する。出演者は「こんなアベック見たことない」の潮万太郎、船越英二、矢島ひろ子、神楽坂はん子、「投げ唄左門二番手柄 釣天井の佝僂男」の伏見和子、新人の川崎敬三、姫路リエ子などである。

ストーリー

左官屋の親方吾平は、娘ほども年の違うお梶と、新婚一カ月の生活を送っていたが、ある日伜の照三が恋人の雪子と一緒に上京するという速達を見てギクリと驚いた。というのは、彼はこんな若い後妻を貰ったことが恥ずかしく、照三には何も告げていなかったからである。吾平はそこで一策を編み出し、二階に間借りしている坂野の細君が留守中なのを幸いお梶を坂野の細君に仕立て上げて急場をごまかそうとした。やがて照三が雪子を件ってやって来たが、雪子はレコード会社の吹きこみのために上京したので、もし失敗したら直ぐ大阪へ帰るというので吾平はホッとしている。何しろ坂野がお梶に見せかけ以上の情愛を示すので気が気ではなくなったのである。ところが案に相違、雪子はテストに合格、照三も東京に勤め口があるのを幸い、二人は当分滞在することになった。すっかりしょげたお梶は、吾平の仕事場にかけつけ、彼の胸にしがみついてオイオイ泣き出した。一方、坂野の細君の富子が帰って来た。何も知らぬ照三達は、坂野の奥さんはチャント一人いるなどと云ったので、怒って二階へかけ上った富子は坂野と大騒動を起した。だが丁度その時戻ってきたお梶の説明で、すべてが皆に分ってしまった。何も知らずに帰って来た吾平に、照三は二階の奥さんが妊娠して三カ月だなどとからかうので、吾平は飛び上って驚いたが、やがて事情を知って赤面したりホッとしたりする。今度は公然と寄り添う三組の男女の姿が見られた。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年10月20日
上映時間
44分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社