荒城の月(1954):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
荒城の月(1954)
荒城の月(1954)
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荒城の月(1954)

1954年11月3日公開、98分
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『平凡』連載の川口松太郎の原作を松山善太が脚色し、「母時鳥」の枝川弘が監督する。撮影は「花のいのちを」の渡辺公夫、音楽は「芸者秀駒」の古関裕而が当る。出演者は「月よりの使者(1954)」の若尾文子、根上淳、船越英二、八潮悠子、「螢草」の市川春代、「太陽のない街」の清水将夫などである。

ストーリー

遠くアルプス連峯を望んで丈なす雑草、苔むし荒れ果てた古城のほとり、そこにある町に住む女学生敦子は、斜陽とは云え名門松平頼治の一人娘で、父は町のために流用した資金が返済されず日夜苦しんでいた。丁度その頃新興財閥にのし上った大沼壮太郎の息子壮平から、敦子を是非にとの縁談話がもち上っていたが、敦子には恋する男がいた。それは壮平の学友の高瀬雪雄であった。雪雄は東京の大学に行っていたが、夏休みは父の勤める大沼ホテルでアルバイトをするかたわら、テニス大会に敦子と共に出場していた。その会場に突然敦子の父の自殺の報がもたらされた。悲嘆にくれる敦子に、壮平の父は、負債の償却を条件に壮平との結婚を迫るのだった。憤然とこれを拒絶した敦子は、城跡で雪雄と愛情を誓い合ったが、翌朝になって、敦子は置手紙を残して何処ともなく姿を消した。今は希望も消えた雪雄を、壮平の妹みね子が慕う様になっていた。そして或る日、みね子の誘いを断り難く京都に行った雪雄は、そこで図らずも舞妓姿の敦子を見出したが、それを知った敦子は再び彼の前から姿を消した。だが過ぎし日の誓いを破り、旦那を持つ破目に至った敦子は、雪雄にもう一度会ってわびようと、舞妓姿のまゝ故郷を目ざした。折柄故郷の町は市制をしくことになって、その記念にと敦子の祖父の記念碑が建てられた。その除幕式で再会した雪雄と敦子、二人はもう永久に別れまいと心に誓うようになったのであった。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年11月3日
上映時間
98分
製作会社
大映東京


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