十代の反抗:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
十代の反抗
十代の反抗
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十代の反抗

1955年12月28日公開、98分
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『婦人倶楽部』連載の竹田敏彦の小説を「二等兵物語」の共同脚色者の一人舟橋和郎が脚色、「珠はくだけず」の田中重雄が監督、「ブルーバ」の共同撮影者の一人板橋重夫が撮影を担当した。主なる出演者は「弾痕街」の品川隆二、川上康子、「絵島生島」の三宅邦子、「七人の兄いもうと」の市川和子、「悪太郎売出す」の村田知英子など。

ストーリー

海の見える丘の上に女子感化院「明浄女学院」があった。院長は梶原比佐子。息子の弘志は昭和大学のラグビーの選手であった。この感化院に家庭裁判所から新明多恵子が送られて来た。多恵子は少女時代に父親に死なれてから急に不幸な境遇になり、遂には里親の虐待に耐えかね、その家に放火家出をした過去を持っていた。やがて多恵子は弘志を知り彼を愛するようになった。感化院には不幸な過去を持つ若い女性が多勢収容されていた。愛情に餓えている彼女達の間にはいろいろなトラブルが起るのだった。女の一人トキ子は光枝を同性愛の対象として愛していた。多恵子がそれを邪魔したことから、二人は喧嘩をし、それを止めに入った弘志は手に傷を負った。それが縁となって弘志も多恵子を愛するようになった。それを知った比佐子は多恵子を弘志から遠ざけようとした。絶望した多恵子は感化院を逃げ出して元の仲間のユキ子の家に戻ったが、かつての情夫の辰公に反いたことから、辰公達のりンチを受けた。ユキ子の知らせを受けた弘志は多恵子を救いに行き感化院に連れ帰った。息子と多恵子の恋に悩んだ比佐子は職員会議を開いた結果、多恵子を本院に送ることに決めた。その話を盗みぎいた女生徒達は暴動を起した。多恵子はそれを見て、進んで感化院を出て行く決心をした。悄然と去って行く多恵子の姿を見た比佐子は、こういう施設の長としての気持と、息子の将来を思う平凡な母親としての気持の相剋に悩んだ。だが遂に、大きな愛情に目覚めた比佐子は多恵子を呼び戻した。喜ぶ弘志の前で比佐子は多恵子に「私を母と呼んでおくれ」というのであった。

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作品データ

原題
Teen-ager's Resistance
製作年
1955年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1955年12月28日
上映時間
98分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社