「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法
「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法
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「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法

1956年1月3日公開、80分、時代劇
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雑誌「少年」連載の小山勝清の小説を「顔のない男」の構成をした鈴木兵吾と新人芦沢俊郎が共同脚色し、「若き日の千葉周作」の酒井辰雄が監督、「荒木又右衛門」の竹野治夫が撮影を担当した。主なる出演者は「元祿美少年記」の中村賀津雄、「復讐浄瑠璃坂・二部作」の大河内傳次郎、「角帽三羽烏」の小山明子、紙京子、「赤城の血祭」の北上弥太朗など。

ストーリー

姫路城下。宮本弁之助は亡父新免無二斎の遺志をつぎ大剣士になろうと志していた。その為誰彼となく試合をいどみ、遂には武芸者有馬喜兵衛に試合を強要、これを打ち殺してしまった。無二斎の旧友愚安和尚は弁之助の粗暴を厳め、都に出て腕を磨けといった。弁之助は幼友達のお孝に手紙を残して京都に向った。喜兵衛の妹美里と門弟鴨甚太郎は途中弁之助を襲うが失敗した。その時彼等は計らずも吉岡清十郎の弟伝七郎や徳川の隠密角倉素庵と知り合い共に京都に向うこととなった。京に出た弁之助は試合を望んで来る武芸者に次々とかったが、ある日愚安和尚と共に吉岡清十郎を訪れ、さんざんに打ちすえられ、始めて己の未熟さを悟った。その頃、母を失ったお孝も旅芸人のお綱、団七、三吉の一座、実は豊臣方の隠密一行と共に京に出て弁之助の行方を探していた。三吉が弁之助の住む小屋を見つけ出した。お孝が行って見るとすでに弁之助は何処にか立ち去った後であった。またかつて亡父憲法が無二斎に破れた雪辱を望んで弁之助に敵意を抱く吉岡伝七郎の知らせで、かけつけた美里や甚太郎も落胆した。鞍馬山の火祭りの夜、暗闇試合をお綱達と見物に行ったお孝は弁之助に再会することが出来た。お綱はお孝を通して弁之助に豊臣家への仕官をすすめたが、剣に精進する弁之助は辞退して鞍馬山に引きこもった。一方、美里、甚太郎もその夜弁之助を狙った。しかし、弁之助の武術への真情を知った美里は怒る甚太郎を制して立帰った。その頃豊臣方では仙台の伊達家に淀君の姪の珠姫を輿入れさせることにしたが、途中の徳川方の妨害を察してお孝を身代りとして先発させることにした。果して角倉等の一味に襲われた。お孝を救いにかけつけた弁之助は角倉等に捕えられて牢に入れられたが、甚太郎と美里に救い出された。乱闘の最中に吉岡伝七郎が現われて弁之助に闘いをいどんだ。伝七郎を斬った弁之助は美里やお孝に別れ江戸に向った。愚安は弁之助に武蔵の名を餞別として与えた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1956年1月3日
上映時間
80分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社