続・この世の花 第8部:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
続・この世の花 第8部
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続・この世の花 第8部

1956年6月22日公開、95分
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雑誌“明星”に連載され日本文化、朝日の両放送で連続ラジオ・ドラマとなった北条誠原作の映画化。今年二月に公開された「続・この世の花 第6・7部」(月の白樺・別れの夜道)の続篇である。スタッフ、キャストは前作と大体同様であるが「人妻椿 (前後篇)(1956)」の左竹明夫、七浦弘子などが追加出演している。

ストーリー

(第8部 さすらいの浜辺)傷心の身で大島に戻った久美子は、同僚の看護婦に喜んで迎えられた。中でも早苗は岡村婦長の意地の悪い態度から久美子を庇ったり慰めたりしてくれた。東京から帰って来た池田医師も、有川に会わずに帰った久美子の弱気を叱り励ました。しかし久美子は岡村婦長が彼女と池田の仲を嫉妬していることを知り、池田の迷惑を考えて病院を辞め、東京に去った。一方、有川は大島に赴こうとしたが、島本社長失脚を策する反社長派との紛糾で実現しなかった。有川を慕う島本の娘京子は、ふとしたことで有川と義母美智子の過去を知り、傷心の余り家出した。有川はこのような出来事が反社長派のつけ入る理由となることを考えて辞職しようとしたが島本は一笑に附した。会社を訪れた池田医師から久美子に会うように諭され大島に向った有川と時を同じくして、久美子は便船で東京に向っていた。東京で久美子は偶然、弟の清に会い、落ちぶれ果てた義母と二人の面倒を見ることになる。だが職もない彼女はたちまち生活に困り、遂に千葉のとある小料理屋で働こうと決意したが、その前に千代子と有川に夫々逢った上、二人の幸福を祈って立ち去った。見違える程グレてしまった京子に会い、加えてアメリカに出張した島本の死を知った有川は、今迄のアヤフヤな態度を反省し、会社に辞表を出した。だが清から久美子の住所を聞いて千葉に出向いた有川の眼に映ったのは、肩を並べた池田と久美子の姿だった。実は池田は久美子に向って、一刻も早く有川の許に戻るよう説いていたのだった。だが、そんなこととは露知らぬ有川は、思い決した様子で踵を返し、海岸の道を遠ざかって行った。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年6月22日
上映時間
95分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社