惚れるな弥ン八:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
惚れるな弥ン八
惚れるな弥ン八
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惚れるな弥ン八

1956年9月26日公開、100分、時代劇
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あらくれ車夫の意地と友情と恋を描く恋愛活劇篇。小説倶楽部所載の棟田博原作“自雷也太鼓”から「赤線地帯」の成澤昌茂が脚色、「女中さん日記」の村山三男が監督した。撮影は「浅草の灯」の板橋重夫。主な出演者は「滝の白糸(1956)」の菅原謙二、「あさ潮ゆう潮」の船越英二、「祇園の姉妹」の小野道子、「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」の矢島ひろ子、その他見明凡太朗、大泉滉、三島雅夫、三井弘次、村田知英子、浦辺粂子等。

ストーリー

明治末葉、中国地方のとある城下町。大橋帳場では溝呂木弥八と曽根山半次郎の入営祝いの宴たけなわ。弥八は通称韋駄天弥ン八、半次郎と共に優秀車夫として町の人気者。二人は生れた年月も同じ仲好しだが、仕事にかけては好敵手。今日も今日とて新購入の自雷也号を競走で決めようと大騒ぎも勝負は引分け。除隊の日に持越しとなる。入営した弥ン八は脱走兵探しが機縁となり、お咲という娘と知り合う。だが弥ン八は自分の商売を呉服屋と偽ったのが気にかかり、除隊の日、一切を打ち明け逃げるように帰る。その頃故郷では親方杢次郎が病床に伏し大橋帳場の向うを張る金時帳場の乱暴者金時はことごとに圧迫を加える。除隊した二人を自分の帳場に誘った金時は、駄目と知るや人力車の競走を提案。抽せんで自雷也号の車夫は弥ン八と決まるが、同僚友之助から、くじはインチキと聞いた半次郎は怒って金時帳場へはしる。競走の日、大橋帳場の控所には弥ン八に思慕を寄せる幼馴染の芸者若奴を始め、お咲も面会に来る。委しい話も出来ぬまま彼は金時を、半次郎は杢次郎をのせ、二台の車は合図と共に砂塵を巻いて駈け出す。大接戦の末、決勝点が見えだした頃、たまりかねた金時は車上で妨害。半次郎に追い抜かれた弥ン八は金時を車もろ共放り出し、怒った金時とその夜、辰巳やぐらで果し合いをやることになる。その夜、半次郎の加勢で弥ン八は大奮闘。金時一味を退散させるが、半次郎のいさめや恋をあきらめた若奴の、お咲が身籠っているという知らせに弥ン八は草鞋をはこうと決意。弥ン八の乗る汽車を車で追う半次郎とお咲はしばしの別れを胸一杯叫んだ。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1956年9月26日
上映時間
100分
製作会社
大映東京
ジャンル
時代劇


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