この世の花 完結篇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
この世の花 完結篇
この世の花 完結篇
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この世の花 完結篇

1956年10月14日公開
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昨年三月に第一部を発表以来、すでに一年有半。幸せは何処?波乱と昂奮を追って完結を迎える。雑誌“明星”連載、朝日、文化放送連続放送劇、北条誠の原作を「文七元結より 泣き笑い五十両」の富田義朗が脚色、「漫才学校 爆笑八人組」の穂積利昌が監督する。撮影は同じく西川享。主な出演者は「君は花の如く」の川喜多雄二、「のんき夫婦」の淡路恵子、「漫才学校 第二部 ガヤガヤホテル」の七浦弘子、「文七元結より 泣き笑い五十両」の雪代敬子、その他佐竹明夫、若杉英二、山内明、夏川静江、山鳩くるみ、野村浩三など。

ストーリー

第九部・愛の裁き--悪辣な塚越のため、白浜の料亭に売られた久美子は土地のボス馬島の世話を受けろと強要され苦しむ。池田は何とか彼女を救おうと金策に奔走したが思うにまかせず、考えあぐんだ末、有川を訪ねる。彼は社長未亡人美智子との仲を中傷する米沢専務一派に怒り、辞表を叩きつけたところ。池田は彼に五万円の金を差出し、久美子の救出を頼んで立去る。だが有川も塚越一味の妨害で久美子に会えなかった。一方、誤解から家出した島本京子は美智子の心配をよそに、不良仲間と渡り歩いていた。窮地に陥った久美子は、朋輩英子の助勢で義母千代子の裏長屋に逃げ戻るが、塚越の追求で再び危機に直面その場へとび込んだ義弟清は誤って塚越を刺し、久美子は自ら殺人の罪を負い自首する。驚いて拘置所を訪れた有川を、迷惑が及ぶのを恐れた久美子は冷たく追い帰す。やがて有川は金沢へ赴任の直前、池田に久美子のことを頼み込む。差入れの衣類をひろげる久美子は、今さらのように有川の温い愛情に胸をつかれる。 第十部・熱砂の抱擁--池田は久美子の裁判費用のためパキスタン行きを志願、支度金を内密で弁護士に託す。しかし清の語る真実で彼女は白日の身となる。一方、アメリカから戻った田宮が島本社長の遺書を持ち帰ったことから京子の心も遂に打ち解け、美智子の胸にとび込む。釈放された久美子はかつての同僚早苗から池田の犠牲的行為を聞き激しく動揺。自分の気持を決めるため有川へ会いに行くが、彼女が金沢へ着いた時、有川の義母お信は彼女に息子と孫由夫のことを頼みつつ息を引取る。池田と幸せになれという有川、しかし彼の淋しげな後姿をみた久美子は、転げるようにその後を追い二人はいつか固く抱き合うのであった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年10月14日
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社