花ふたたび:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
花ふたたび
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花ふたたび

1956年12月5日公開、99分
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母と娘の美しい愛情の交流、数奇な運命の哀歓を描いた、阿木翁助原作、ラジオ東京他二十一局で放送中の評判ドラマの映画化。「軍神山本元帥と連合艦隊」の館岡謙之助の脚色より「人妻椿 (前後篇)(1956)」の原研吉が監督、撮影担当は「俺は死なない」の森田俊保。主な出演者は「あなた買います」の水戸光子、「ここは静かなり」の小山明子、菅佐原英一、「阪妻追善記念映画 京洛五人男」の浅茅しのぶ、「四十八歳の抵抗」の山村聡、「アチャコ行状記 親馬鹿天国」の清川虹子、「つゆのあとさき」の須賀不二夫、「この世の花」の七浦弘子、その他、山路義人、泉京子など。

ストーリー

信州の諏訪湖畔。未亡人朝倉泰子は中小企業不振のあおりで工場を整理し、東京で勉学している一人娘まゆみの下宿に身を寄せる。やがて彼女は、同じく未亡人の親友勝江の世話で筆耕を手伝い、まゆみも泰子の友人初音の洋品店でアルバイトを始めた。だが初音は美しい母娘を利用しようと考え、まゆみを新興財閥の御曹子弘志に近ずけたり、泰子には自分のホテルを任せようとした。ホテルには初音と関係ある赤新聞の記者中沢、泰子に野望を抱くパトロン黒河内らが出入りする。泰子はその後、未亡人団体の紹介で劇場の売店を担当、彼女の肉体を出資の交換条件としていた初音は不満だった。黒河内の毒牙にかけようとした企みも果せず、弘志に売りつけた自動車の脱税も発覚した。初音は躍気となり、泰子が初恋の相手で勝江の兄である医師藤川信一と、二十年ぶりに邂逅したのを機に、彼女とまゆみの仲を割こうと努める。遂にまゆみは親友和子の別荘へと家出する。娘の反抗と家出に混乱した泰子も睡眠剤の服みすぎで病院へ。こうした母娘に終始力となった弘志は、初音らの策動する赤新聞をアバき、母に反抗するまゆみも、善導して泰子の枕頭に帰した。程なく、八丈島に赴任する藤川を、今は健康も回復した泰子は弘志とまゆみに伴われつつ笑顔で見送るのだった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1956年12月5日
上映時間
99分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社