白い夏:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
白い夏
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白い夏

1957年7月23日公開、91分
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新田次郎の原作を「異母兄弟」の寺田信義と「女子寮祭」の斎藤武市が脚色し、同じく斎藤武市が監督した。撮影は「永遠に答えず」の藤岡粂信。主演は、「肉体の反抗」の青山恭二、「「廓」より 無法一代」の芦川いづみ、「反逆者」の中原早苗、「フランキーの宇宙人」の高友子。ほかに、坪内美詠子、織田政雄、近藤宏など。

ストーリー

学窓を離れ、とある房総の海岸町の郵便局に就職した純情青年伊野は、故郷を離れての第一夜がなかなか寝つかれない。というのも、昼間逢った三人の女性、お色気濃厚の芸者玉奴、清純で美しい局長の娘麗子、先輩久礼のガールフレンドで看護婦のよし等の面影が目先にちらつくからだ。ある日、この町唯一の新聞社の記者早船が、局長に町民野球大会の寄附を強制しに来た。早船は町のボス花山の手下になっているのだ。野球大会の日、ボス花山の球は誰も打てない。業を煮やした応援中のよしは、久礼に伊野を代打に出せ、と命令した。久礼は仕方なしに、三振するんだぞ、と伊野にいい聞かせたが、後逸、暴投と相次ぐエラーに彼はホームインして試合は逆転。--早船と久礼は、この野球大会の失敗にもこりず、来る町長選挙に一戸当り二百円の金をバラ撒き花山を町長にさせようと企てたが、又々伊野のためにオジャンとなる。怒った久礼や早船は、奸計をうみ出して伊野に恋文泥棒とか、暴力の使徒という汚名を着せた。事実を知らず白い眼でみる局員や町民に伊野は肩身がせまかった。意気消沈の彼は、ある日玉妓から悪企みの張本人花山を痛めつけようと相談を持ちかけられ、子供を生ませた菊奴の件、早船を使っての悪事、投票用紙買収事件等を全都あばいた。それに依って麗子との縁談もだめになった花山をみても、伊野の心は悲しかった。麗子の誤解が解けぬからだ。--何か割切れぬ気持ちで伊野は辞表を出し故郷に帰ることにした。その日、よしの濃厚な“お餞別”を貰った伊野は、麗子への想いが断ち切れぬのか、複雑な気持ちのまま、バスに乗った--。

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作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1957年7月23日
上映時間
91分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社