妖蛇荘の魔王:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
妖蛇荘の魔王
妖蛇荘の魔王
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妖蛇荘の魔王

1957年10月22日公開、74分、SF/サスペンス・ミステリー
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「怪談本所七不思議」の共同脚色者の一人、赤坂長義と「波止場の王者」の土井通芳の共同シナリオを「白蝋城の妖鬼」の曲谷守平が監督した探偵活劇。撮影は「鋼鉄の巨人 怪星人の魔城」の森田守。主演は「天下の鬼夜叉姫」の明智十三郎に若杉嘉津子、御木本伸介、「鋼鉄の巨人 怪星人の魔城」の山口美奈子、「誓いてし」の上原謙。ほかに、江川宇禮雄など。

ストーリー

イーグルスのホームラン王坪田選手が試合中にコン倒した。人気歌手月田京子が舞台で突然失神した。そのうえ、新興宗教霊火教の女教祖阿久利はそれを予言していた。医師早鳥は桜田博士の秘書で許婚の光子とその秘密を探ろうとした。事実は、桜田博士の発明した脳波撹乱光線の威力であった。彼は阿久利と結んでモノトル共和国のスタンレイ博士の陰謀に加わり、来日する財閥モーリスを殺害しようと“半獣人”をつくりだした。博士は自邸の隣りに地下道で結がる妖蛇荘を構え、そこでは毒島という男になり変るのだ。阿久利は今度は坪田選手が殺されると予言した。桜田が半獣人の威力をスタンレイ博士に示して金を引きだすためだ。坪田は無残に殺され、つぎには月田京子が予言された。彼女を殺した時、半獣人は警戒網を破って逃れたが、その正体を早鳥らに見られた。証人として留置された阿久利の室へ桜田博士が精神分析をやると称して入ってき、自分の死を予言せよと命じた。秘書の光子にスタンレイ博士が妖蛇荘を訪ねたのを見られたので、光子を殺すため博士も光子も殺されたことにするという訳だ。光子は妖蛇荘の毒島に会った時、そのネクタイピンが博士のものと同じだったと早鳥に話した。だから、博士殺人事件が起った時、早烏は一目で見抜き、逆に妖蛇荘を警官隊に包囲させた。忍び入った毒島らは半獣人に襲われたが、二人が投げつけた毒島の写真が破れたのを見て、半獣人は異様に興奮した。今まで桜田は半獣人へ写真で殺人を調教していだのだ。半獣人は桜田に躍りかかり、ズタズタに引き裂いた。大木に登って逃げようとした時、落雷し、半獣人は焼死した。--事件を報ずる新聞に目を通す早鳥たちの耳にモーリスの乗る旅客機の爆音が近づいてきた。

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作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
初公開日
1957年10月22日
上映時間
74分
製作会社
新東宝
ジャンル
SFサスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社