十代の恋よさようなら:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
十代の恋よさようなら
十代の恋よさようなら
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十代の恋よさようなら

1958年2月26日公開、55分
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「嵐を呼ぶ男(1957)」の共同脚色者の一人西島大のオリジナル・シナリオを、「おばこ船頭さん」のコンビ小林桂三郎が監督、柿田勇が撮影した歌謡曲シリーズの一篇。主演には沢本忠雄、丘野美子が抜てきされ、その他、市村俊幸、杉幸彦、下絛正巳等。

ストーリー

銀座のちんぴらスリ啓一は、花売り娘澄子が仲間からいじめられているのを、救ってやった。澄子は啓一が田舎に母と残してきた妹保子に似ていた。啓一は五年前東京に出てきたが、生活に困り、愚連隊仲間に入ってしまったのだ。その夜、澄子は一杯飲み屋をやっている継母八重の命令で、客に身体を奪われかけ、家を飛びだし、仲間のブン子の部屋に身を寄せた。ブン子と一緒に靴磨きをして働く或る日、警官に追われた啓一を偶然救った。二人は互にひかれ合う。啓一は希望を取り戻し、世話になった吉田刑事の紹介で、町工場の職工になって真面目に働き始めた。二人は最初の休日に城ケ島へハイキングに行くことを決めた。が、その前夜、働きつめた啓一は、機械に足を取られ、膝下を切断された。治っても、義足が必要だった。そのため、澄子は啓一の昔の仲間次郎に誘われ、スリを働くまでになった。啓一が立派な義足をつけて退院した日、澄子は警察に留置されていた--。これも、みんな俺の過去の罪のせいだと、啓一は嘆き悔む。彼は警察へ行き、自分の過去の犯行をすべて話した。彼の更生ぶりを知る吉田刑事の計らいで、啓一は執行猶予になり、故都へ帰った。が、妹の縁談が、彼の前科のため、こわれたので、いたたまれず、東京へ舞い戻った。澄子は八重のもとで保護司の監督下に置かれていた。スリの親分金山は啓一の名を使い彼女をキャバレーの一室へおびき寄せた。彼が泣き叫ぶ澄子を押し倒した時、啓一が扉を破って飛びこんできた。彼らがもみ合っているうち、金山は自分の拳銃を暴発させ、自から倒れた。啓一たちは殺したと思った。二人はそのまま城ケ島へ向った。蘇生した金山の告白で、吉田刑事が啓一の田舎の家族やブン子たちを連れて城ケ島へ着いた時、二人は海べで、寄り添ったまま、こときれていた。

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作品データ

原題
Good-bye Puppy Love
製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年2月26日
上映時間
55分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社