一丁目一番地:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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一丁目一番地

1958年4月21日公開、コメディ
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高垣葵、高橋昇之助の同名のNHK連続放送劇を「悶える青春」の須崎勝弥が脚色、「おけさ鴉」の斎藤寅次郎が監督、「悶える青春」の西川庄衛が撮影したコメディ。出演は「悶える青春」の中原ひとみに、三原浩が抜てきされたほか、柳沢真一、トニー谷、清川虹子、堺駿二、益田キートンなどのコメディアンたちが助演している。

ストーリー

第一部--先祖代々の網元をきらって東京に出た女子高校教師山上明男は、一丁目一番地に、妻弓子、愛息ター坊と三人で住んでいる。彼は、昔上京する折、息子が出来たら後継ぎに差上げますと、お祖母さんに約束したことがある。久方振りにオフィス・ガール志望で上京した妹冴子から、明日お祖母さんがター坊引取りにやって来るときいて、山上一家は大騒ぎ。今はター坊を離す気のない夫妻である。何とか対抗策をと考えるうちに、元気なお祖母さんは泥棒松田が持ち金を狙っているとも知らず、機関銃を土産にやって来た。山上家の隣家、金子犬猫病院の富夫先生は、五男二女をかかえた男やもめ。子供のことから山上家と悶着がたえないが、今日も両家が争う間に、泥棒松田が相棒笠井と山上家に入り込む。それをとらえたのは、玩具の機関銃をもったター坊だった。一方冴子は、東都建設KK社長の息子透を知って懸命のモーション、遂に社長秘書の席を獲得するが、彼女にひそかな想いをよせる富夫先生はうかぬ顔。折しも、孫の気を引こうと、デパートにター坊をつれ出したお祖母さんは、人ごみに孫を見失なってしまった。一家が大騒ぎするうちに、ター坊は浮浪児千太と仲よくなり、元気で家に帰って来る。お祖母さんは千太の境遇に同情、この孤児を引きとって、故郷へ向った。 第二部--冴子は毎日透と一緒に会社へ通勤。金子先生は仲人狂横山夫人のプロポーズをことわってまた一もめ。今日はター坊の誕生日、故郷から山羊を引っぱって訪れた千太も加え、一家は大喜びだが、翌朝その山羊が町友会費として弓子のあずかる五千円札をたべてしまった。金を渡した金子先生は大怒り、両家は対立のまま、町友会の慰安旅行に出発した。熱海の旅館で、面白くない金子先生は一人でアンマをとっていたが、このアンマこそ泥棒の松田、笠井と共同で今は旅館荒しをやっている。金を盗まれた金子先生は、山上一家があやしいと悲嘆にくれるが、ター坊の機転で松田をつかまえることができた。かくて両家の和解も成り、一丁目一番地には平和が訪れる。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年4月21日
製作会社
東映東京
ジャンル
コメディ


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