青空よいつまでも:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青空よいつまでも
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青空よいつまでも

1958年5月5日公開、85分
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「二人だけの橋」の共同脚本を執筆した楠田芳子のオリジナル・シナリオを、「恋して愛して喧嘩して」の川頭義郎が監督、同じく「恋して愛して喧嘩して」の荒野諒一が撮影したホーム・ドラマ。主演は「月給一三、〇〇〇円」の石浜朗、「花のうず潮」の田村高廣、「としごろ(1958)」の桑野みゆき、「恋して愛して喧嘩して」の朝丘雪路、「若い広場」の瞳麗子。他に、藤原釜足、岸輝子など。

ストーリー

--これは、どこの町にもある生活の歌、だれでも一度は味わう恋の物語。--炭屋の敏次は父の代りに店をささえている。電気屋の誠とは親友である。妹の浅子は誠を慕っていた。敏次はおとくいである坂上の大場家で、新米女中フミ子に会った。敏次も防犯ベルを取りつけに来ていた。誠の父は町会長で競馬狂だ。弟の三郎はチンピラやくざと交際し、学校も怠けがちだ。--ある夜、大場家の防犯ベルが鳴り響いた。泥棒!?坂下の派出所の岡本巡査を始め、皆が息せききって駈けつけた。が、そそっかしいフミ子が間違ってスイッチを押したのだった。敏次はだんだん彼女にひかれていく。配達の途中、買物に出たフミ子にあい、一緒に汁粉を食べた。--岡本巡査はトビ武の娘光子と恋仲だ。大場の奥さんが、部屋代を貸すと申し出てくれ、やっと結婚できそうになった。--誠は亡母の墓参に浅子を伴って行った。林の中で誠は彼女に、祖母が死ぬまで嫁さんを貰うつもりはないと言った。祖母はひがみ癖が強く、亡母を小言攻めでいじめ抜いたからだ。浅子はそののちユーウツ病になってしまい、御飯ものどを通らぬ。誠は墓参のとき、三郎が時々母の墓に花をそなえにくることを坊さんから知らされた。あいつ、やっぱり根は善良な弟なんだ。二人はうちとけ、酒をのみ、三郎は学校へも行くと言った。彼はまた兄と浅子との結婚を祝福し、その電話が浅子を一ぺんに元気にした。日曜日。敏次とフミ子は鎌倉へ遊びに行った。フミ子は母の片身の雉笛を二つ取り出した。雄笛を敏次に渡し、雌笛は自分が--。誠の母、波は町会の敬老会で冷えたせいか、風邪で寝込んだ。口うるさい波の看病を、浅子は進んで買って出、波の心をほぐした。三郎はチンピラやくざがラジオを持ち逃げしたのを追い、彼らと格闘した。それ以後、彼は父や祖母を安心させる良い学生になった。岡本巡査の結婚式も無事に済んだ。敏次とフミ子は坂の上と下で、雉笛を吹き合っている。彼らの結ばれる日も近い--。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年5月5日
上映時間
85分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社