二等兵物語 死んだら神様の巻:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
二等兵物語 死んだら神様の巻
二等兵物語 死んだら神様の巻
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二等兵物語 死んだら神様の巻

1958年4月20日公開、89分
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梁取三義の原作から、「七人の女掏摸」の安田重夫が脚色、「江戸群盗傳」の福田晴一が監督、「伝七捕物帖 髑髏狂女」の片岡清が撮影した二等兵物語シリーズの一篇。「螢火」の伴淳三郎、「お父さんはお人好し」の花菱アチャコ、「どろんこ天国」の泉京子、伊藤雄之助。その他、浪花千栄子、トニー谷、小坂一也らが出演。色彩はイーストマン松竹カラー。

ストーリー

昭和十八年、理髪師古山源吉とタイコモチ柳一太郎は、朝鮮人の金山、高利貸の大久保、サラリーマンの今井、チビの大工西村、漁師の井上、ドサ回りの役者松村等と、山根中隊に召集をうけた。この隊は三カ月の教育で、外地へ出る予定だった。要領の悪い古山と柳は、入隊早々炊事係上等兵小川に背中を流させ、それがもとで教育係藤田上等兵からマークされる。それに反し山根中隊長の妾の弟坪内や、ごますりの今井は何かにつけて優遇されている。苛酷な訓練の日々、金山は汲取りにかこつけて営内に入った娘のちか子と会うが、危険思想の持主とマークされる彼は、折角子供のもって来た魔除け人形も没収される始末。しかし、威張る藤田上等兵、難波班長も南方帰りの佐々木上等兵には頭が上らない。二等兵一同も上等兵から戦場の恐怖を知らされて青くなる。大演習の日、点数かせぎの班長は、古山をわざと倒れさせ、「自分は死んでも行軍を続けます」と芝居させる。一度は副官にほめられたものの、正直な彼はすべてを告白、副官はその真情に感心して自分の頭を刈ってくれと頼む。そのうち、古山と柳は隊長や野見山准尉が、御用商人飯田と結託して、軍の物資を横流ししている事実をつかんだ。隊長は二人に、だまっていればお前達を内地残留にしてやると言う。返事をしぶる二人に怒った隊長は、この秘密をバラした者こそ金山であると思いこみ、彼を呼び出して猛訓練を命令、遂に彼を殺してしまう。怒った佐々木上等兵は、一切を副官に報告した。かくて山根中隊長、野見山准尉は軍法会議にかかり、藤田、難波は二等兵に降等、不正と私情をはさんだ外地要員名簿は訂正される。古山と柳は内地勤務を命じられるが、死んだ金山の分まで外地で働きたいと、祖国日本を後にする。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1958年4月20日
上映時間
89分
製作会社
松竹・京都


[c]キネマ旬報社