白線秘密地帯:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
白線秘密地帯
白線秘密地帯
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白線秘密地帯

1958年9月21日公開、71分
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売春防止法発効後、地下に潜った業者たちの実態を、セミ・ドキュメンタリー・タッチで描いたもの。「太陽娘と社長族」の内田弘三の脚本を、「女体棧橋」の石井輝男が監督、「絶海の裸女」の吉田重業が撮影した。「人喰海女」の宇津井健・三原葉子に、天知茂・荒川さつき・筑紫あけみらが出演している。

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ストーリー

日毎、夜毎、歓声の渦まく歓楽街のさ中、ようやく人の波が去り平静さを取り戻したとき、花菱ソープランドで突如殺人事件が起こった。客にミス・ソープのみどりが絞殺されたのだ。現場には田代刑事を始め多くの人がごったがえしていたが、ナンバーの押してある奇妙な切符が発見された。捜査が始まった。多摩川で中年の男の変死体の発見。所持品の帽子から松崎という名前を見つけ、その身許を洗うことによって彼が秘密クラブの会員でその会員券が現場のものと同型である事が判明する。そして当夜から姿を消した風俗娘トミが線上に浮び上った。田代は新宿で彼女を見つけみどりが州崎の「赤玉」で働いていることを聞き出すが、その後どこかに連れ出されて行方不明となっていた。彼女はころがしの政子と呼ばれる白線の前科者に誘拐されていたのであった。取調べの後放されたトミは競輪場で政子に出会い大金を握らされて客を引くが、再び刑事に捕えられた。詰問には黙秘権を使って口を割らない。田代は警察からトミを尾行した。彼女はそれと知らず競輪場に向った。そして政子がスタンドにいることを知るが、間一髪、政子は何者かによって殺された。死体の側に光る小さな鍵を田代は見逃がさなかった。早速調査すると、それは京橋郵便局の私書函のもので秘密クラブによって利用されていることが判明した。捜査本部はこれら全ての事件は関連あるものと断定し、ホシの現われるのを郵便局で張込むことにした。数多くの人々が私書函を開けては帰っていった。やがて教刻の時は過ぎて、問題の函を開き、あたりをはばかりながら出てゆく男があった。ただちに尾行した田代は海岸に追いつめた。彼の前に現われたのは、意外や「赤玉」の主人須藤だった。凄烈な格闘が続けられた。うす暗いなかで、正、邪の対決は果てなく続いたが、ついに須藤は逮捕された。

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作品データ

原題
Call-Girl Territory
製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年9月21日
上映時間
71分
製作会社
新東宝


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