抜き足差し足忍び足:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
抜き足差し足忍び足
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抜き足差し足忍び足

1958年公開、コメディ
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「消された刑事」の下飯坂菊馬と、「怪猫呪いの壁」の民門敏雄の共同脚本を、「消えた小判屋敷」の天野信が監督した。コソ泥と幽霊とを主人公とした人情喜劇。撮影は「花の遊侠伝」の牧田行正。堺駿二が二役で活躍するほか、島田竜三・美川純子・ダイマル・ラケットらが出演する。

ストーリー

桂馬の半助は根が善良なコソ泥。与力平出主水にはげまされて晴れの出獄をしたが、「いたち小僧人相書」を貼りまわっていた岡っ引ピン助とシャコ六にスリと間違われる。だがスられたのは半助。無一文ではどうにもならず、また泥棒をはじめようとした時、父親半兵衛の幽霊に出会う。半兵衛は二十数年前、預った百両を強盗にとられ、申訳なさに身投げして死んだが、死体が上らなかったので逐電とみなされ、口惜しさからまだ迷っているのだという。そして成仏するため百両工面してくれと半助に頼んだ。翌日、半助は身投げ娘を救ったが、彼女も百両の借金のため死のうとしたところ。そこへピン助・シャコ六が現われ、またもや娘いじめと間違われ、娘はそのまま走り去った。「あっちも百両、こっちも百両か」と半助は吐息をつく。主水に相談しようとしたが彼は不在。一大決心の末、ついに忍びときめこむが、どこも失敗。思案のあげく評判高い占い師天海を訪ね、そこで女中姿の娘おきぬにめぐり逢った。半助は、百両持ってきて必ず助けてやるとおきぬを感激させたが、忽ち天海の配下につかまった。危く脱出したおきぬは半兵衛幽霊に出会い、半助と間違えて一緒に逃げ出した。幽霊はおきぬを息子の恋人とさとり、彼女のいうまま竹林寺に逃げ込む。その頃、半助は天海(実はいたち小僧)の一味に引入れられ、商家を襲うため芋俵に身をひそめた。そこへピン助・シャコ六が見廻りに来た。半助は彼らに強盗の一件を教えた。夜更、いたち小僧が押入り、裏切った半助を捕えたが、その悲鳴が半兵衛幽霊に通じ、幽霊は勇躍、捕物の現場へ。その上、いたち小僧こそ半兵衛の仇とわかり、珍妙な捕物陣を展開、ついにいたち小僧は御用になった。かくて半助は百両の賞金を貰っておきぬと夫婦になり、半兵衛幽霊はめでたく成仏した。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年
製作会社
大映京都
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社