デン助の小学一年生:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
デン助の小学一年生
デン助の小学一年生
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デン助の小学一年生

1958年12月14日公開、55分、コメディ
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言問三平の原作を、御荘金吾と尾崎甫が脚色、久方ぶりに尾崎甫が監督した人情喜劇。撮影は坂本松雄。「泣き笑い日本晴れ」の大宮敏光をはじめ、「女性についての一〇三章より 新妻と女秘書」の瞳麗子、「帰って来た縁談」の青江奈美らが出演。

ストーリー

木村デン助は男ヤモメである。工場の夜警だ。少女チビ公と暮している。チビ公は捨児で、デン助が拾ってきて育てた。警官が戸籍調査に来、手続きせずに育てるのは困るという。デン助はチビ公の籍を入れ、木村千恵子と名前をつけた。やっとこれで本ものの親子になれた。--デン助の甥・三輪新太郎が上京してきた。会社の転勤だという。彼はチビ公に学校に行くことをすすめる。チビ公は乗り気でない。大人でも小学一年生になった話があると聞いて、デン助の方が感心し、チビ公と一緒に入学することにした。ハゲには学生帽がよく似合う。--デン助の同僚・本田為吉というガンコ親爺は、伜の吾一と恋人松枝の結婚に頭から反対するのである。吾一は一緒にさせねば心中するとおどかす。為吉がやむなくデン助に相談すると、相手は死んだ女房との恋愛結婚のひとくさりを話すのだ。アア恋や、恋……。為吉、あてられ、すべてをデン助に任す。「俺ら江戸っ子だい、デンとまかせろ」デン助は松枝の祖母のいる田舎まで出かけたのである。--江の島海岸で、新太郎は愚連隊に襲われた少女・藤倉テルミを救った。彼女の別荘で、彼女の父母に会った。二人は好き合い、彼女の父・弥一郎も新太郎が気に入った。--吾一と松枝の式はつつがなく終った。今度は新太郎たちの番だ。ある夜、工場に泥棒が入った。追っかけたデン助は間違えて、新太郎を訪ねてきた弥一郎を殴ってしまう。さあ大変、すっかり、つむじを曲げられた。小学校の帰途、デン助とチビ公は例の愚連隊に捕りテルミに偽の電話をかけさせられる。駈けつけた彼女は人質にされ、デン助は彼らの脅迫状の使いに出された。弥一郎はデン助の芝居と本気にしない。困ったデン助、ニセの金包みをこしらえ、持ち帰る。新太郎が尾行し、愚連隊と大乱闘になった。そのとき、パトカーが到着した。弥一郎の報せだった。--デン助は警察から表彰されることになった。小学校での式場には、弥一郎や新太郎、テルミらのうれしげな顔がそろった。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年12月14日
上映時間
55分
製作会社
松竹大船
ジャンル
コメディ


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