殺人犯・七つの顔:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
殺人犯・七つの顔
殺人犯・七つの顔
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殺人犯・七つの顔

1959年1月9日公開、51分、サスペンス・ミステリー
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最近、ミステリー・ブームに乗った企画が盛んだが、これもその一つ。「スーパー・ジャイアンツ 宇宙怪人出現」の新人監督・三輪彰が宮川一郎の原案を村松俊郎と共に脚本化し、監督も担当する。撮影は「怪談乳房榎」の鈴木博。音楽は「坊ちゃんに惚れた七人娘」の長瀬貞夫。出演は「女王蜂の怒り」の中山昭二・久保菜穂子、「爆笑王座征服」の沼田曜一など。

ストーリー

二年振りに日本の土を踏んだマドロスの牧勇次は、すぐに恋人長島ふみ子を訪れた。しかし再会した女は、名前こそ同じだが実物は恋人とは別人だった。女のアパートを出た勇次は、通りかかった乗用車にはねられて、意識を失った。大東新聞の記者杉本とキヤメラマンの山口は、病院に運ばれた勇次が「誰かが俺を殺そうとしたんだ」という言葉に興味を持った。勇次を見舞にふみ子が来た。ところが、ふみ子は東洋丸沈没事件で死んだ、東西貿易の青山社長の情婦藤井陽子にそっくりだった。杉本は疑惑をいだき、社長の息子信一郎とふみ子を対面させたが、二人は初対面のようで、ふみ子が極度の近視であることを知った。ふみ子が陽子と同一人物である確証を握った杉本は、勇次を訪ねたが退院していなかった。翌日、杉本はふみ子の戸籍調べにいった信一郎をみつけ、後をつけたが、途中で何者かに妨害されて失敗した。東西貿易に電話すると、弁護士の増田に、詮索はやめてくれといわれた。杉本は警視庁の立石刑事を訪ねた。そこで立石が熱心に調査している白骨死体のカルテにふみ子の名前が書いてあった。その頃、ニセのふみ子は勇次と一緒に山荘に行った。杉本は信一郎がこの事件の中心人物とにらんだ。立石刑事はニセの長島ふみ子を逮捕することにした。一夜を山荘に明かした勇次は、何者かに首をしめられ、湖に投込まれた。しばらくして、ニセのふみ子の前に信一郎が現れ、彼女を脅迫した。藤井陽子が殺されるという怪電話をうけた、立石と杉本が山荘に向った。銃声におどろき、室内に飛込んだ二人の前に、勇次が陽子の死体を見下して立っていた。その時、二台の自動車が山荘から出ていった。長島ふみ子を殺し、次いで藤井陽子を殺した犯人は……。

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作品データ

製作年
1959年
製作国
日本
初公開日
1959年1月9日
上映時間
51分
製作会社
新東宝
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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