恐るべき火遊び:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恐るべき火遊び
恐るべき火遊び
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恐るべき火遊び

1959年11月15日公開、78分
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東宝助監督・秋山正のオリジナル・シナリオにより新人・福田純が監督したハイティーンもの。福田純は大正十二年満州生れ。松山高校文科中退後、昭和二十一年東宝入り稲垣浩に師事していた人。撮影は「檻の中の野郎たち」の小泉福造が担当した。

ストーリー

疾走する自動車の前に飛び出して車を止め合う危険な遊び--ウェイ・クロス・マンボに瞬間的な生甲斐を求める十九歳の梶本と彼の親友・矢吹。梶本は百姓の三男坊、花屋の叔父の家から予備校に通っている。矢吹は何をしても叱らない産婦人科の父に理由なき反抗をしている。ある日、梶本は例の手で自家用車を止めた。慌てて急ブレーキをかけた車は歩道に突っこんだ。激しい非難の眼を向ける車の中の令嬢。梶本はニヤリと笑顔で応えた。こうして梶本と東南貿易社長佐合の一人娘・麻理子は知り合った。麻理子の友人で、梶本の家に近いアパートに姉と生活する女学生志津子は愚連隊と衝突して闘う梶本に激しい魅力を感じた。佐合家のブール開き--麻理子の招待で集ったハイティーンたちは思うままに若さを爆発させた。水中でのキッス・タイムを競う金魚遊びにふける麻理子と梶本。そのころ麻理子の父佐合と彼の秘書で志津子の姉妙子は、ひそかに情事を楽しんでいた。ある夜、麻理子、志津子、矢吹らと行ったナイトクラブで、佐合と妙子のカップルに出会った梶本は“あなたのお嬢さんと僕は充実した関係にあるんです”と自信に満ちて宣言した。が、再び開かれた佐合家のパーティで、佐合は麻理子のフランス留学を発表、パリを夢みる麻理子も梶本を無視した。同じころ、情事の始末に失敗した妙子は息を引取った。希望を叩きのめされた梶本と姉を失い生活の寄りどころを失った志津子はもつれあった。志津子が愚連隊に佐合家を襲う手引を頼まれたことを知った梶本は自分でやろうと決心した。短刀が佐合の腹にささった。一瞬我に返った佐合の体を抱いて矢吹の家にかつぎこんだ。重傷の佐合を前に、矢吹の父は初めて矢吹を叱った。矢吹は真の父を見た。破滅の寸前、理解し合った親子を後に梶本と志津子は表へ出た。迫るパトカーのサイレン。

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作品データ

製作年
1959年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1959年11月15日
上映時間
78分
製作会社
東宝


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