それはある夜のことだった:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
それはある夜のことだった
それはある夜のことだった
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それはある夜のことだった

1948年5月18日公開、72分
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「誰がために金はある」「あの夢この歌」につぐ井内久プロデュース作品で、「見たり聞いたりためしたり」「誰がために金はある」の斎藤寅次郎が演出する。斎藤監督の原案を伏見晁が「ニコニコ大会 追ひつ追はれつ」以来久しぶりに脚本執筆に当った。撮影は「大江戸の鬼」の安本淳。「美しき豹」(大映東京)につぐ花井蘭子、「金色夜叉(1948)」(東横京都)につぐ古川緑波、大日方伝、「弥次喜多凸凹道中」(松竹大船)につぐ飯田蝶子が出演する他に、終戦直後の「歌へ!太陽」(東宝)以来の川田義雄が出演。三人の子役は片里が田中春男の長男、青柳が青柳信男の次男、服部が服部良一の次女である。因みにこの映画は「噂の男」についで大泉スタジオで製作される。

ストーリー

おじいさんの健作と、二人の子供健吉と時雄を抱いた未亡人の志津子は、洋裁で生活をたてようと借家のヘイをはらって小さな店を増築したが、差配の奥田が来て、この家に買手がついたのを理由に工事の中止を命じる。祖父と母のなやみを見かねて健吉は子供心の一すじに時雄をつれて家主の家を探しに出て、途中倉持の息子眞一に会い、そのまま仲よしになって倉持家に行く。やがて倉持から奥田のウソがわかって健吉兄弟は安心し、御ち走になった上おばあさんの民子に送られて、明るい気持ちで帰ってくる。出迎えに出た健作じいさんは感謝し、ばあさんと心安くなる。孫同志の交遊から両家の親しみはますます増して、じいさんばあさんの間にも日増しに老春がよみがえる。志津子の兄の川村は、彼女のためにかっ好の配偶者を推せんして結婚をすすめ、また一方男やもめの倉持は友人三井から結婚をすすめられる。川村の再三再四のすすめで志津子も、遂に子供達を川村にあずけ、じいさんを田舎に帰すことにして内だくするが、健吉兄弟は母とのわかれを反対してハンストに入る。志津子も子供のいじらしさに、結局自分ひとりの幸福を思いとどまる。眞一のところに遊びに出かけた健吉兄弟は、母の写真を見せられて、母の結婚の相手が倉持だと知りびっくりする。話は一挙に解決して、志津子は健吉、時雄をつれて倉持家にとつぎ、健作じいさんも民子ばあさんと結婚した。

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作品データ

製作年
1948年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1948年5月18日
上映時間
72分
製作会社
新東宝


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