シミキンのスポーツ王:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
シミキンのスポーツ王
シミキンのスポーツ王
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シミキンのスポーツ王

1949年4月5日公開、76分
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「わが生涯のかがやける日」「嫉妬(1949)」の小倉武志の製作。サトウハチローの原作を「オオ!!市民諸君」(斉藤良範と協同)「社長と女店員」の津路嘉郎が脚色「追跡者」「オオ!!市民諸君」につぐ川島雄三の第二回作品。清水金一、堺駿二、勅使河原幸子らのほかに「男が血を見た時(1949)」の高杉妙子が応援出演する。

ストーリー

昔、昔そのまた昔のことです。今や萬天原は諸々の神を集めて、力と技の競技会の真最中。ベテラン宇佐義金八の大兄は新鋭賀目殿六の大兄を尻目に自信満々、あわやゴールインと思われた瞬間、根が女好きでオッチョコチョイの金八の大兄、声援の姫達のスタンドプレーが過ぎて駿六の大兄に追い抜かれ、敗北を喫す。さらに金八の大兄は、嫉妬深い妻にこっぴどくとっちめられる始末。それから幾千年かの歳月は流れて--今や世を挙げてスポーツ狂時代、賀目家の子孫、駿六は万能選手として君臨し、彼の経営するスポーツ店は非常な人気を呼んでいた。駿六の妹自由里は体育学校を出て、人体研究の権威森羅万象博士の研究室に勤めていたが、傲慢な兄の態度に、いつも反感をいだいていた。時も時北アルプスの山中に、ずば抜けた運動能力を持つ金八という山男の存在が明らかになる。自百里は人体研究のサンプルとして金八を探しに山に入るが、この金八の快速をだしに一もうけしようとたくらんだスポーツ新聞社の社長の命令を受けた、女スポーツ記者弓子に先を越される。俊六と陸上競技で対戦することになった金八は、弓子から特訓を受けるが、駿六の策にはまってあっさり負けてしまった。祖先の金八大兄に比べ、気の弱い金八は、勝負ごとに嫌気がさしてその場を逃げ出す。ところが追手から逃れるために電柱に登った金八は感電死してしまう。上天した金八は祖先に謝ったが、金八大兄はそのふかいなさに、金八と入れ替わって下界した。大兄は自転車競技で駿六と対戦。ところが大兄は、自由里と弓子、その他大勢の女と結婚の約束をしていたことが発覚。金八大兄の自転車を女たちが追いかけることとなる。一方天界では、いつもと違って奥手な夫を不審に思った大兄の妻が、大兄と金八の入れ替わりを見抜き、二人を元の姿に戻して、金八は見事優勝。その時、天界で大ゲンカをする大兄と妻の姿が大竜巻となって下界を襲った--。

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作品データ

製作年
1949年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1949年4月5日
上映時間
76分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社