阿修羅判官:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
阿修羅判官
阿修羅判官
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阿修羅判官

1951年2月15日公開、86分、時代劇
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高桑義生の企画によって亀田耕司が製作に当たり、吉川英治の原作『大岡越前』より、「偽れる盛装」の新藤兼人が脚色、「ごろつき船」の森一生が監督している。出演者は、「紅蝙蝠(1950)」の大河内傳次郎、長谷川一夫、長谷川裕見子、本間謙太郎に、「孔雀の園」の入江たか子、「おぼろ駕篭」の北見禮子などが加わっている。

ストーリー

一世の名奉行大岡越前守も、市太郎と呼ばれた青年時代には、阿能十や中岡亀次郎などの市井の無頼の徒と交わり、旗本崩れの銀歯組の、刑部や赤螺三平などと争い、許婚のお縫があるにも関わらず、水茶屋の女お袖の許で放縦な生活にひたっていた。養父忠右衛門の心中を察し、お縫の悲しみに同情した実兄主殿は、市十郎を無理に連れもどした。その間に、お袖が市十郎の子供を生んだと聞いて、その子の顔見た差に、刑部たちにそそのかされ、叔父の家へ押し込み強盗の手引きをしたが、居合わせた兄主殿は赤螺のため斬り殺された。市十郎はこの事件でようやく自分の非を悟り、兄の墓前で自害しようとしたのを養父にとどめられ、生まれ変わって新生活へのスタートをした。そして十数年、今や、南町奉行として、将軍吉宗の信任厚く、名奉行として知られはじめていた。その頃江戸を乱す五人組の兇盗があり、これを捕らえることが、北町と南町の両奉行所の競争となった。ある夜山善という呉服問屋へ押し入った五人組のあとを追った南町与力山本左右太が、現場付近で怪しい夜鷹を捕らえたが、一人の美少年がこの女を取りかえして行ったことから、色々と手がかりをたどって行った越前に、この美少年こそ自分の実子でお袖に生ました娘お燕であること、お袖はいまや、刑部の許に養われている身であることを知った。お燕はひそかに越前などの手引きをし、越前も自分のかつての女や実子がその中にいることを承知でこれを捕らえ、これを立派に裁いた。そして自決をする決心であったが、将軍吉宗は、その手を押しとどめて更に天下のため強く正しく生きるようにさとすのであった。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1951年2月15日
上映時間
86分
製作会社
大映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社