BAD GUY BEACH:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
BAD GUY BEACH
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BAD GUY BEACH

1995年10月27日公開、95分
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直木賞作家・大沢在昌の小説を原作に、青春との決別をテーマに描くハード・ボイルド。俳優の哀川翔が“あいかわ翔”と名前を変えて監督に初挑戦し、自ら主演もつとめた。共演には、「勝手にしやがれ!! 脱出計画」でも哀川と組んだ梶原聡。

ストーリー

浜辺に事務所を構えるしがない私立探偵“キッスのシロー”こと木須志郎は、ちょっと頭のイカれた女・麗子の依頼を受け、そのお相手をして小遣いをせしめるつもりだったが、突然麗子の部屋に現れた男にプライドをひどく傷つけられ、ブルーな日々を送っていた。そんなシローを励まそうと、弟分の達也が掘り出し物のレイプビデオを持って来た。始めは気乗りしなかったシローだが、何気なく見たそのビデオの中に見覚えのある少女の姿を見つけて驚く。ビデオの中で犯されていた少女は、シローが少年の頃に浜辺で大学生から守ってやった記憶の中の少女だった。密かにその少女に恋焦がれ、“天使”と呼んでいたシローは、ビデオの中の少女が“天使”であるとは信じられず、真相を探ろうと久しぶりに熱くなる。街の神父からの情報で、テープの出所はポルノショップ“パープルドール”だと解ったが、店長の佐川はビデオとの関わりを否定した。しかし、チャイナドレスに身を包んだ謎の女・リンがシローの前に現れ、パープルドールから手を引けとシローを脅すのだった。恩人・島木の調べで、リンが華僑マフィアの大物の娘であることを知ったシローは、背後に大きな組織が関わっているのを覚悟で、再度リンと接触を図る。シローは、リンの口から佐川とリンが義理の兄妹であることを聞かされた。その翌日、ヤクを買う金欲しさに接触してきたパープルドールの店員・ヨーコから、レイプビデオに出ていた少女・樋口ユカの情報を買ったシローは、早速ユカの身辺調査を開始した。しかし、シローの尾行に気づいたユカは大胆にも自分の方からシローに近づき、打ち解けるとサーフィンの約束までするが、約束の日曜日に彼女は現れなかった。再びパープルドールを訪れたシローは、佐川の差し金で殺されそうになっていたヨーコを助ける。佐川の不穏な行動を訝しんだリンも真相を聞き出そうとシローの元を訪ね、ヨーコは、レイプビデオがユカの勤めるコンピューターソフト会社の社長・小暮の依頼により佐川が仕組んだものであることを告げた。小暮からの次の依頼は殺人ビデオの撮影で、その生贄はやはりユカだという。リンとともに現場にかけつけたシローは佐川の一味を捕らえるが、ユカは倉庫の裏の海から死体で発見された。怒りに震えるシローは小暮の会社に乗り込み、彼を殴り倒す。全てが終わり虚脱感に捕らわれていたシローは、ユカの写真が“天使”とは似ても似つかぬ別人に変わっていることに気づく。何かを悟ったシローは、“天使”と訣別して前向きに生きることを決意するのだった。

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作品データ

製作年
1995年
製作国
日本
配給
アルゴ・ピクチャーズ
初公開日
1995年10月27日
上映時間
95分
製作会社
スタッフ東京作品(製作協力*バズ・カンパニー=哀川翔事務所)


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