結婚気象台:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
結婚気象台
結婚気象台
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結婚気象台

1937年公開
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「歌へ陽気に」「ある雨の午後」のアイダ・ルピノと「意気な紐育っ子」「片道切符」のウォルター・コノリーが「からくり令嬢」「ギャング戦線」のラルフ・ベラミーと共演する映画で、A・H・Z・カーの原作を「間奏楽」「彼氏と女秘書」の脚本に協力したエセル・ヒルが脚色し、「舗道の青春」「彼氏と女秘書」と同じくアルフレッド・E・グリーンが監督した。助演者は、「彼氏と女秘書」「ロミオとジュリエット」のレジナルド・デニー、「巌窟王(1934)」「舗道の青春」のレイモンド・ウォルバーン、グランヴィル・ベイツ、ナナ・ブライアント、その他である。撮影は「マンハッタン夜話」「彼氏と女秘書」と同じくヘンリー・フロイリッヒの担当である。 十番街から身を起こし今では政界に隠然たる勢力を持つジョー・クインは癇癪持ちだった。ところが、娘のポーラも父に劣らず癇癪持ちで、父親が社交界のウィロビー夫人と内々で相談し彼女の息子ジョージを来るべき議員選挙に後楯して当選させる代わりポーラとジョージとを結婚させて己れの社会的地位を高めようとしていると知るや、親が勝手に結婚の相手を決めるなんて怪しからんとカンカンになって怒鳴った。ところが、怒っている最中に空から妙なものが下つて来てポーラの頭に当たったので怒りは一段と激しくなった。この空から降って来たものというのは気象台のカーク・ダンカンの発した風船による自動天候観測器で、翌日カークはそれを貰いにポーラの許を尋ねたが、二人の間でたちまち口論が起こり、カークは風船を忘れて帰って行った。ポーラは、この無体をネジ込みに風船片手に気象台に乗り込んで行くが、結局、また口論して風船を持って家へ帰る。けれども、このポーラも気象台のいろいろな設備や功績をカークから聞いて、根は人がいいのだからスッカリ感心してしまってはいた。ところが一方、父親のジョーは、ジョージを議員にするために地方の投票を買収しようとしたが、対手のハンクが無道な交換条件を持ち出したので、てこずっていた。しかし、娘の話から、雨が降るとこの地方の投票に人が出て来ないことを思いつき、ポーラの言うままにカークを自宅に呼んで彼から選挙当日の天候模様を知り、そしてハンクへの対策を考えることにした。カークはポーラを訪ね二人は恋を語ったが、父親の言葉から誤解し、彼はポーラを罵って帰る。ポーラは腹立ち紛れに、雨ならば選挙当日ジョージと山へスキーに行き結婚すると約束する。後で己れの所業を悔んだカークは酔っ払った揚句、それをとめるために選挙当日は雨だと天気予報を出し、気象台に辞職状を提出する。ジョーは雨だと聞いて喜びハンクを一蹴したが、後で誤報と知って、そこで一同たちまち大騒ぎとなる。しかしクインの秘書が秘かにカークの風船で観測した通りに当日は雨が降り、万事はめでたく納まる。

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作品データ

原題
Let's Get Married
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア支社
初公開日
1937年
製作会社
コロムビア映画


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