エンジェル・ダスト:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
エンジェル・ダスト
エンジェル・ダスト
-

エンジェル・ダスト

1994年9月23日公開、118分、恋愛/スリラー/サスペンス・ミステリー
1
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

東京を舞台に、連続殺人事件をめぐる、女性捜査官と、容疑者であり元恋人でもある逆洗脳士の精神的葛藤と戦いを描くサイコ・ラブ・サスペンス。監督は本作が「逆噴射家族」(84)以来10年ぶりの長編劇映画となる石井聰亙。彼と劇団・ブリキの自発団の生田萬の共同脚本、撮影は「J・MOVIE・WARS」“TOKYO BLOOD篇”の笠松則通が担当。

ストーリー

現代の東京、衆目の中で若い女性ばかりを狙った通り魔的な連続殺人事件が起こった。事件解決に起用された異常犯罪性格分析官・須磨節子は、被害者に同一化することによって犯人像を明らかにしていく特殊な才能を持っていた。精神的に危険でもある節子を支えるのは、同じ大学の精神医学研究室出身の夫・トモオだった。やがて、事件の鍵を握る容疑者として、新興宗教に走った人間を荒っぽい心理療法によって引き戻すことを仕事にしている、いわゆる逆洗脳士・阿久礼の名が浮かび上がる。トモオと同じく、阿久は節子と同じ研究室に籍を置き、さらにかつて2人は恋人同士でもあった。節子は、その危険すぎるほど孤高な哲学ゆえ、アカデミックな世界から追放され行方不明であった阿久と、捜査官と容疑者という立場で運命的な再会をすることになった。阿久への複雑な思いを抱く節子だったが、その間も事件は相次ぎ、さらにトモオまで殺されてしまう事態となる。トモオはアンドロギュヌス(両性具有)だった。犯行地点を結ぶことでAというイニシャル作りが出来ること、そして犯人が後天性色覚異常であることを推理した節子は、阿久を真犯人と確信し、彼を尋問しようとするが、逆に阿久による高度なマインド・コントロールを受け追い詰められ、研究室に閉じ込められてしまう。だが、そこにやって来て節子を襲ったのは阿久ではなく、彼の患者・ゆうきだった。一連の殺人は、逆洗脳の過程で隠された殺人願望を顕在させてしまったゆうきの犯行だった。危うい所で阿久に助けられた節子。だが呆然と佇む彼女のかたわらで、阿久の表情には時間を凍らせるような微笑があった。

フォトギャラリー

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1994年
製作国
日本
配給
ユーロスペース
初公開日
1994年9月23日
上映時間
118分
製作会社
ツインズ作品(製作協力=アミューズビデオ/ユーロスペース)
ジャンル
恋愛スリラーサスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社