悪魔の金|MOVIE WALKER PRESS
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悪魔の金

1946年8月公開,0分
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米国の週刊誌サタデー・イブニング・ポストに掲載されたスティーブン・ヴィンセント・ベネットの短篇小説「悪魔とダニエル・ウェブスター」を原作者とダン・トザローが共同で脚色、製作監督にウィリアム・ディーターレが当たった、出演者は、「ダイアモンド・ジム」のエドワード・アーノルドと「ダズワース」のウォルター・ヒューストン、それにフランスからハリウッドに渡ったシモーヌ・シモンと「迷える天使」で既に紹介済のジェームズ・クレイグと名子役から成人して既に母の役を演ずるアン・シャーリー等が出ている。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ニューハンプシャー州のある農場に、ジャベズ・ストーンは妻のメアリと彼の母親の3人で暮らしていた。ストーンは自分の土地をマイザー・スティヴンスに抵当に入れる。その頃ワシントンでは、マサチューセッツ州選出の雄弁な乗員議員ダニエル・ウェブスターが緊急を要する農家救済策で勇敢に載っている。役人がジャベズのところへ来て、今夜中にスティーブンスに借金を返さないと立退かねばならぬと告げる。が、ジャベズには金がないので代りに種子を与えようとする。その積込を手伝う中、妻のメリーは車から落ちて人事不省になり、種子も袋が破れて、すっかり泥の中にこぼれてしまう。彼はやけくそになり、その場に現われた「スクラッチ氏」と自称する男に、7年間裕福に暮せる代償として自分の魂を売り渡す契約をする。ジャベズはその男から手に入れた金でマイザー・スティーブンスから抵当を取戻す。スティーブンスもジャベズと同じように「スクラッチ氏」に魂を売っている。付近の作物が不作のときも彼の農場は豊作である。彼は隣人たちには、スティーブンスと同様無慈悲な債権者となる。彼が新築の納屋で収穫祝の舞踏会を開いた夜、息子のダニエルが生まれるが、その夜、怪しくも魅惑的な女が現われて「山を越えて来た女です」と自己を紹介し、赤ん坊のお守に来たのだという。時は流れる。今では息子のダニエルも7つになっている。ジャベズはほとんど妻を顧ずに何時もベルと一緒に遊び暮していた。だが彼の財産はますます増加する。ジャベズの住居の新築祝の日に、この世のものとも思えない人々が大勢集って来るが、ベルは彼らを自分の友達だと紹介する。スティーブンスも来るが既に期限の来たスクラッチとの契約について心配している。スクラッチが現われてジャベズに期限を延ばすから息子の魂を売れと言うが彼は拒絶する。ジャベズがふと気がつくと、家の中には誰も居ずにベルと踊って居たスティーブンスの死骸だけが横っている。ジャベズはウェブスターとメアリの助けを求める。深夜、かつて契約が取交された納屋で、ジャベズとウェブスターはスクラッチと会う。スクラッチはジャベズの魂を要求するがウェブスターは陪審裁判を申出る。スクラッチは米国が植民地だった頃の有名な人々からなる怪奇な陪審委員会を招集する。そしてこの裁判はスクラッチの勝利に帰すように見えたが、ウェブスターの奔流のような弁論に陪審員は屈し、ジャベズの魂は再び彼のものとなる。

作品データ

原題
All That Money Can Buy
製作年
1941年
製作国
アメリカ
配給
セントラル映画社
上映時間
0分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

5.0
  • キネマ白道

    5
    2013/5/29

    今からおよそ40年前、テレビの深夜劇場で、この映画を放映したのですが、
    そのとき見て以来それっきりもう2度と見る機会がなくて、私にとってまさに幻の映画となってしまっていたのでした。あれこれ想像したりするばかりで、当時インターネットもないので調べようもなく、
    妄想するだけでした。あんな映画だったっけ?いや確かこんな場面が?
    でも当時ビデオもないし、検索しようもない。
    そして40年間、幻の映画として妄想を膨らませていたのだった。
    それがこうして再開できるとは。
    良く子供の頃見て大変感動してそれが大人になってからまた見るとなんじゃこれはという経験ってありませんか?
    子供の頃の感性と大人になってからの感性の格差がもたらした悲劇ですね?
    悪魔の金もそうではないかと私いぶかっていました。
    でも結構楽しめました。こんな歳になってもわたし的にはOKな映画でしたね。

    「悪魔の金」、All That Money Can Buy この映画は長く私の幻の映画だった。

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