不機嫌な果実:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
不機嫌な果実
不機嫌な果実
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不機嫌な果実

1997年10月18日公開、103分
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夫とのセックスに満たされない欲望を、不倫を重ねることによって満たしていこうとする現代女性の姿を描いた官能ドラマ。監督は「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」で脚本を担当した成瀬活雄で、これが監督デビュー作となる。林真理子による同名ベストセラー小説を、「失楽園」の筒井ともみが脚色。撮影を「Lie lie lie」の藤澤順一が担当している。主演は「OL忠臣蔵」の南果歩と「狼の眼」の鈴木一真。石田ゆり子・岡本健一主演によるTBSのテレビ・ドラマ版との競作も話題となった。成人指定。

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ストーリー

結婚して6年、夫・航一とのセックスに不満を抱える麻也子は、性欲を持て余すあまり「自分だけが損をしている」という思いにとらわれていた。ある日、行きつけのエステサロンのオーナー・れい子に、「過去の男に目を向けてみなさい」とアドバイスされた麻也子は、かつてつきあっていた大手広告代理店の企画部次長・野村と会うことにする。デートの最中、野村に案内されたバーで、彼女はバーテンダーをしている昔の同級生・キリコと再会し、自由奔放な放浪生活を送っているキリコを羨ましく思った。野村との2回目のデートで麻也子は一線を越え、初めて不倫を経験する。だが、野村に二股をかけられていることを知った麻也子は、あっさりと彼を捨ててしまった。ある日、仕事先の上司から、自分の代わりに親戚の男にクラシック・コンサートのチケットを渡してくるよう頼まれた麻也子は、会場でその相手・通彦に出会う。ピアニストで、音楽評論家で、高踏遊民を気取る彼の魅力に惹かれた麻也子は、たちまち恋に落ちた。彼と体を重ねていくうち、通彦は自分と結婚してイタリアへの留学についてきて欲しいとプロポーズする。その言葉を真に受けた麻也子は航一と離婚し、通彦と一緒になるが、彼の海外留学は人妻とつきあっていたことを知った彼の母親の逆鱗に触れ、キャンセルされてしまった。またしても不満を抱える生活に戻ってしまった麻也子は、それからしばらくして、偶然にキリコと再会する。驚いたことにキリコは未婚の母となっていたが、それでもなお颯爽と自分らしく生きようとしているキリコの姿を見て、麻也子は彼女をつくづくうらやましいと思っていた。

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作品データ

製作年
1997年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1997年10月18日
上映時間
103分
製作会社
松竹=東北新社クリエイツ(製作協力*CUC/企画*シネマジャパネスク/企画協力*Team Okuyama)


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