激浪の響:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
激浪の響
激浪の響
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激浪の響

1928年公開
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「ブラッド・シップ」の成功の後を受けて同じ監督者、同じ主演者、即ちジョージ・B・サイツ氏、ホバート・ボスウォース氏の組合せによって製作された映画である。ウィル・M・リッチー氏が脚本を執筆し、「足で蹴る恋」「長屋騒動パリーの巻」等出演のチャールズ・デラニー氏と「黄金蟲」出演のユーゼニア・ギルバード嬢とがポスウォース氏を助けて重要な役を演ずる他、モード・ジョージ嬢、リンダ・ロレド嬢、ジョージ桑原氏等も出演している。

ストーリー

スエズの東シンガポールにサンフランシスコ通いの荷物船サムソン号が碇泊した時、船長マーティン・デインは息子ジョーの25の誕生日の祝いにと上陸し、酒場に行ったが、計らずそこで大喧嘩をしてしまった。二人が船に帰ると、1人の見知らぬ女がマーティンを待っていた。この女はジョウンといってマーティンの昔の恋人メリーの娘であった。彼女は彼に宛てた手紙を持っていた。それにはジョウンをサンフランシスコまで連れていってくれとしてあった。マーティンは昔メリーに裏切られて獄屋に長い間苦しんだ事があったのでジョウンの乗船を一度は小判だが、何も知らぬ娘を不憫に思い、コックの中国人ホップと共に働く事を条件にして乗船させた。が日が経つにつれ若いジョーとジョウンは次第に親しくなって行き、ついには恋し合うようになったマーティンはこの結婚に反対し、ジョウンを下船せしめた。ジョーは彼女の跡を追い、2人は小舟にて湾を横切り、愛の天地を見出しに海原を目指して行った。が、突如、大暴風雨が起こった。マーティンは息子の下船を知って慌てて上陸したが2人の姿を見出す事は出来なかった。しかし彼は意外にも落ちぶれた先妻モリーに遭遇した。そして彼はモリーの口から彼を獄へ送ったのはメリーではなくモリー自身である事を知った。ついでホップによってジョーとジョウンとの行方を知った彼は再び船に戻り、嵐を衝いて2人の跡を追った。サムソン号が2人の姿を発見した頃はすでに2人を乗せたボートは浅瀬に乗り上げて大破していた。マーティンはこの時単身我身を一条のロープに委ねて、逆巻く激浪中に躍り入って2人の所まで泳いで行った。2人はマーティンの命懸けの努力によって救われた。そして嵐が去った時、船の上にも、人々の間にも、日田旅平和が帰ってきていた。

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作品データ

原題
After the Storm
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
スター・フィルム社
初公開日
1928年
製作会社
コロムビア映画


[c]キネマ旬報社