天使の涙:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
天使の涙
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天使の涙

1996年6月29日公開、96分、恋愛
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ネオンきらめく香港の街の音と光の中、5人の若者たちの恋と青春群像を描いた一編。監督・脚本は「欲望の翼」「恋する惑星」のウォン・カーウァイ。全編にわたる極端な超ワイドレンズの使用、トレードマークとなったコマ落とし/コマ伸ばしの連続によるアクション場面の躍動感、光と音の斬新な使い方など、その斬新なビジュアル・センスにさらに磨きがかかった。当初、3話から成るはずだった「恋する惑星」で省略したエピソードを発展させたものだが、監督自身は「同じスピリットから生まれたもので、続編ではない」と発言している。製作は「黒薔薇VS黒薔薇」「チャイニーズ・オデッセイ」など娯楽作品の監督でもあるジェフ・ラウ、撮影は「欲望の翼」以来コンビを組むクリストファー・ドイル、美術は「いますぐ抱きしめたい」以降のカーウァイと組むウィリアム・チョンなど、カーウァイ作品の常連スタッフが集結。出演は「妖獣都市・香港魔界篇」「シティー・ハンター」のレオン・ライ、「スウォーズマン/女神伝説の章」のミシェル・リー、「恋する惑星」の金城武、「バタフライ・ラヴァーズ」「トワイライト・ランデブー」のチャーリー・ヤン、「チャイニーズ・オデッセイ」のカレン・モク。

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ストーリー

そろそろ足を洗いたい殺し屋(レオン・ライ)とそのパートナーである美貌のエージェント(ミシェル・リー)。仕事に私情を持ち込まないのが彼らの流儀で、二人は滅多に会うことはない。しかし、その関係が揺らぎつつあるのを2人は知っている。エージェントが根城とする重慶マンションの管理人の息子モウ(金城武)は5歳の時、期限切れのパイン缶を食べすぎて以来、口がきけなくなった。定職に就けない彼は、夜な夜な閉店後の他人の店に潜り込んで勝手に“営業”する。時に強制的にモノやサービスを売りつけるが、いたって明るく屈託がない。ある日、彼は失恋したての女の子(チャーリー・ヤン)に出会って初めての恋をする。しかし、彼女は失った恋人のことで頭がいっぱいで、彼のことなんか上の空だった。一方、殺し屋はちょっとキレてる金髪の女(カレン・モク)と出会い、互いの温もりを求める。彼と別れた金髪の女とエージェントは街ですれ違いざま、互いの関係を嗅ぎ当てる。エージェントは殺し屋に最後の仕事を依頼した。殺し屋は最後の仕事で最初の失敗をし、数発の銃弾が彼の途切れる意識に響く。モウは父親を亡くし、再び元の商売に戻った。バーガー・ショップで“営業”している時、初恋の人と再会したが、彼女の方は少しも覚えていないようだった。エージェントは街でモウに出会う。彼のバイクに乗って家まで送ってもらう道すがら、彼女は久しぶりに人の温もりを感じた。その暖かさは彼女にとって永遠だった。

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作品データ

原題
堕落天使
製作年
1995年
製作国
香港
配給
プレノンアッシュ
初公開日
1996年6月29日
上映時間
96分
製作会社
ジェット・トーン・プロ作品
ジャンル
恋愛


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