楽園の瑕:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
楽園の瑕
楽園の瑕
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楽園の瑕

1996年9月28日公開、100分、アクション
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90年代を代表する映画作家、「恋する惑星」「天使の涙」のウォン・カーウァイが、伝説の剣士たちの青春群像を鮮烈な感覚で綴った一編。中国の人気武侠小説家、金庸の代表作『射[周鳥]英雄傳』(邦訳・徳間書店刊)を基に、原作では老人である主人公らの若き日の姿を描くという設定で、カーウァイが脚本を執筆。アソシエイト・プロデューサーは「ソウル」などの監督でもあるシュウ・ケイ。エグゼクティヴ・プロデューサーはカーウァイの盟友で「チャイニーズ・オデッセイ」などの監督でもあるジェフ・ラウ、撮影のクリストファー・ドイル、美術・編集・衣装のウィリアム・チョン、音楽のフランキー・チャン、ローウェル・A・ガルシアとカーウァイ作品の常連スタッフが集結。他に編集で「風にバラは散った」などの監督でもあるパトリック・タム、カイ・キッウァイ、コン・ジ・ラウ、武術指導に「カンフー・カルト・マスター/魔教教主」のサモ・ハン・キンポーらが参加。出演は「欲望の翼」のレスリー・チャン、マギー・チャン、トニー・レオン、カリーナ・ラウ、ジャッキー・チュンに加え、「恋する惑星」のブリジット・リン、「黒薔薇VS黒薔薇」のレオン・カーフェイ、当時ほとんど演技経験のないまま、降板したジョイ・ウォンに代わって起用された「天使の涙」のチャーリー・ヤンと香港映画界のスターが競演。94年ヴェネチア映画祭金のオゼッラ賞、第14回香港電影金像奨撮影賞・美術賞、第31回台湾金馬賞撮影賞・編集賞受賞。

ストーリー

砂漠の宿屋。“西毒”こと欧陽峰(レスリー・チャン)は殺し屋の元締め稼業を営んでいた。彼は白駝山に生まれ、早くに両親を亡くし、兄に育てられた。彼は高名な剣士となる野望のため、恋人(マギー・チャン)を捨て、残された彼女は兄と結婚した。毎年春、親友の“東邪”こと黄薬師(レオン・カーフェイ)が訪ねて酒を飲んでいく。恋多き彼は男装の剣士・慕容燕(ブリジット・リン)に愛されながらも彼女を捨てた。妹の媛(ブリジット・リン=二役)なる存在になりすまし、二重人格者になるまで思いつめた彼女は、数年後、独狐求敗という謎の女剣士として生まれ変わった。妻・桃花(カリーナ・ラウ)を薬師に奪われた親友の剣士(トニー・レオン)は、失明の病に冒されながら馬賊と戦い死んだ。その代役で馬賊退治をした洪七(ジャッキー・チャン)という裸足の剣士は、敵討ちの請負人を探して宿の前に佇み続ける狐女(チャーリー・ヤン)に思いを寄せ、彼女の仇討ちで傷つき、癒えると妻(バイ・リー)と北へ向かった。3年後。彼は蛮族の首領“北夷”となり、後年、大雪山で欧陽と対決し、両者絶命した_立春後。今年はなぜか薬師が来ない。そこへ白駝山から一通の手紙が届く。兄嫁は2年前に病していたのだ。薬師が欧陽を毎年訪れたのは、彼女に会うための口実だった。6年後。薬師は桃花鳥に隠居。自ら鳥主と称し、“東邪”とも呼ばれた。間もなく欧陽は砂漠を後にした。翌年、彼は白駝山に戻るのだった。

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作品データ

原題
東邪西毒
製作年
1996年
製作国
香港
配給
ビターズ・エンド
初公開日
1996年9月28日
上映時間
100分
製作会社
ジェット・トーン・プロ作品
ジャンル
アクション


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