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月下の恋
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月下の恋

1997年1月15日公開、118分、恋愛/ファンタジー
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英国のある屋敷の秘密と、そこで繰り広げられる禁断の恋を幻想的に描いたゴシック・ロマンス。原作は、英国幻想文学の人気作家ジェームズ・ハーバートの同名ベストセラー小説(邦訳は学習研究社)で、『フルーク』(V)に続く2本目の映画化作品。監督は「007」シリーズや「ステッピング・アウト」のベテラン、ルイス・ギルバート。脚本はティム・プレイジャー、ギルバート、ロバート・ケレット。製作は、助演も兼ねるアンソニー・アンドリュース(製作会社のダブル“A”ピクチャーズは、彼の頭文字に由来する)とギルバート。製作総指揮は「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」に続いて英国の怪奇小説の映画化に挑んだフランシス・フォード・コッポラ、フレッド・フックス、ラルフ・カンプス。撮影は「眺めのいい部屋」「ディスクロージャー」のトニー・ピアース=ロバーツ、音楽はデビー・ワイズマン、美術(プロダクション・デサイン)はジョン・フェンナーとブライアン・アックランド=スノウ、編集は「フレンジー」のジョン・ジンプソン、衣裳はジェーン・ロビンソンとキャンディ・パターソン、特殊効果監修は「エクスカリバー」「クライング・ゲーム」のピーター・ハッチンソン。主演は「レジェんド・オブ・フォール/果てしなき想い」のエイダン・クインと、「から騒ぎ」のケイト・ベッキンセイル。

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ストーリー

英国。デイヴィッド・アッシュ(エイダン・クイン)は、幼い頃双子の妹ジュリエット(ジェラルディン・サマーヴィル)を溺死事故で失って以来、彼女の幻覚や当時の記憶に苛まれ、自らを責めるようになった。30代になった彼は、大学で超心理学を研究していたが、霊の存在は信じていなかった。ある日。デイヴィッドの元に一通の手紙が届く。一読して興味をひかれた彼は、亡霊が出るというマリエル家の屋敷がある美しい田園地帯エドブルックへ赴く。そこには若く美しい娘クリスティーナ(ケイト・ベッキンセイル)と2人の兄(アンソニー・アンドリュース)とサイモン(アレックス・ロウ)、そして彼らの乳母テス(アンナ・マッシー)がいた。3人の母は彼らが幼い頃に亡くなっており、テスが手紙を出したのだった。デイヴィッドは奔放なクリスティーナの魅力に心奪われ、どちらからともなく求め合い、結ばれる。やがて、屋敷に不可解なことが次々に起こる。突然現われては消える地下室の炎。調査のため外を歩くデイヴィッドを襲い、湖まで連れ去る突風。身体中にからみつき、溺死させようとする湖中の藻……。混乱したデイヴィッドはクリスティーナに問いただすが、彼女は「あなたの妄想よ」と答えるばかり。いらだつデイヴィッドに、クリスティーナはドイル博士(ジョン・ギールグッド)に診てもらうよう勧めるが、博士の診察結果も同じだった。納得しかけた彼の前に現われたのは、死んだはずの妹。彼女はデイヴィッドを屋敷の外れにある墓地へと導いた。そこで彼が見たのは、屋敷の大火ですでに亡くなったというクリスティーナの墓だった。では、愛する娘は何者なのか。デイヴィッドの前に三兄妹が現われ、驚くべき事実を告げる。彼らの母親は、兄妹が3人で淫らな行為に耽っていたことを知って、屋敷に火をつけて彼らを闇に葬ったのだった。それ以来、屋敷に霊が取り憑いたのだ。デイヴィッドを呼ぶクリスティーナの声。とまどう彼にジュリエットの霊は「行かないで」と懇願する。結局彼は妹を選び、兄妹の霊たちは退散した。気がつくと、彼は荒れ果てた屋敷の中にいた。夜汽車でロンドンに着いたデイヴィッドを追って、クリスティーナの影がホームに浮かび上がる……。

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作品データ

原題
Haunted
製作年
1995年
製作国
イギリス
配給
パイオニアLDC=メディアボックス=シネセゾン
初公開日
1997年1月15日
上映時間
118分
製作会社
ダブル“A”ピクチャーズ=米*アメリカン・ゾエトロープ作品(リュミエール・ピクチャーズ提供)
ジャンル
恋愛ファンタジー


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